- Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
- / ISBN・EAN: 9784881353486
作品紹介・あらすじ
一五一三年に描かれたという奇妙な地図。そこには一八一八年にはじめて発見された南極大陸の姿が詳細に描かれていた。しかも、一九四九年のスウェーデンと英国の南極大陸調査団がはじめて明らかにした、クイーンモードランド地方をはじめとする氷床の下の地形までもが正確に描かれていた…中南米各地の遺跡と、そこに伝わる伝説を調べるうちに、奇妙な「暗号」が浮かび上がる。不滅の暗号が伝える人類の過去とは…人類文明の発祥の謎を解き明かす驚愕の新事実が徐々に明らかになる。
感想・レビュー・書評
-
アステカ文明やら太陽のピラミッドやら地上絵やら。現代以上の文明を持った人類、もしくは巨人でしか成しえなかった遺産の数々。わかっていたもののここまで謎が多すぎると何かまだ解明されていない文明が過去にあったとしか。後半の世界中の神話の符号(洪水神話など)はちょっと無理矢理感が。あと意外に読みづらい。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。
東大OPACには登録されていません。
貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください
返却:物性研図書室へ返却してください -
ステファンへ
-
問題だと思う部分もあるけれどいろいろ考えるきっかけになった本。大昔に生きた人々が今を生きる私達に警告をしてくれているとしたらそれを受け継ぎ未来につなげたい。天変は、この惑星に住む限り続く事である。☆
-
情報の羅列みたいなところが多く、眠くなる。
こじつけに聞こえる箇所もある。
犬とか叔父殺しとか近親相姦とか、昔話や神話には普通に多いんじゃない?
数字も、それだけ足したり引いたり描けたりしたら一致するんじゃない?
でも、一応成程なところもなくはない。エジプトやマヤの文明には前段があった、とか。 -
神話はピンとこないぶぶんがあるけど、ペルーの遺跡は行ったこともあるので神秘を感じる
-
古代文明や歴史について宇宙について興味のある人は、好奇心がくすぐられる内容になっていて興味深い内容も数多くあります。
世界の遺跡や遺産に焦点を当てながら謎解きをしていく様子が面白い。 -
この本を小説ととるかある歴史事実の闇(不条理)に光をあてた異端学術書ととるかは、読者の勝手であるが、全編を通して貫かれる著者のテーマと様々な遺跡の事実のピースを嵌め込む精緻なプロットは賞賛に値する。
さて、上巻は主に中南米にある古代国家の遺跡と残された高度な文化的遺産を紐解きながら、何故高度な文明が突如として現れたのかというこの小説のテーマを紐解く。
古代地図の精緻さ、歳差運動を元にした気の遠くなる時代の標を証拠として積み上げ、現代1万数千年以上も前に高度な文明が存在し、滅亡した仮説を紡ぎ上げる。
いくつか論理の危うい部分があるにしても、圧倒的な仮説の前に現代の歴史学者が論理的に反駁するのも難しい驚愕の歴史感を披瀝する。