- Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
- / ISBN・EAN: 9784881353493
作品紹介・あらすじ
200トンもの岩を軽々と持ち上げて組み上げ、ピラミッドのような巨大な建造物を驚くほど正確に、天文学的に配置したのは誰か。エジプトの古代文明の遺産と中南米の遺跡や神話とが奇妙なまでに似ているのはなぜか。ピラミッドのような建造物を造り、世界地図を作成する技術を持つような文明の本拠地には、それに相応しい経済が発達するのに必要な環境があったはずだ。果たしてそれはどこなのか。そして、古代文明の神々の遺産が警告する人類の恐るべき未来とは。
感想・レビュー・書評
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下巻もエジプト関係。スフィンクスは頭の部分はエジプト人の人相でなくどこか他の文明の男性の顔。また雨によって削られた後などからピラミッドよりもだいぶ前に作られたなど。後半は軽くトンデモ論でちょっと辟易。
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ステファンへ
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もっと広い視野を持って過去や未来の天変に目を向け、本当の危機に気付き、人間の能力を集中させるべきことは命をつなぐことだと気付いたら、戦争は止み、自分の生活のみに汲々とすることはなくなるのではないか。☆
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スフィンクスのあたりとか、感心した。理論的。
で、上巻で長々やっていた南極大陸に繋がるわけだ。
ただ、黄道十二星座はメソポタミア起源というのが正しいとしたら、今回はあまり関係ないのではないだろうか。
とりあえず、超古代文明はあった。きっと。 -
上巻が、中南米の古代文明を中心に書かれたものに対し、下巻はエジプト文明をターゲットとして仮説の実証が行われる。
ピラミッドを含め、巨石による施工技術やピラミッドの造形のもつ不思議については、多くの書により著されているが、スフィンクスの意味や地球計測数字のピラミッド建築への応用などをピースにして壮大な仮説のパズルに嵌め込んでいく。
そして、背後に流れる繰り返される終末説。
人類の文明が、一瞬にして喪失する天変地異とは何か。マヤ文明の終末論の刻限2012年12月を前にしてどう行動するのか考えさせられる一冊。
追加:刻限は無事すぎましたが。 -
人類の失われた記憶を探し求める旅は、エジプトに辿り着き、いよいよクライマックスを迎える。巨石を驚くほど正確に、しかも天体の法則に従って積み上げ、配置したのはいったい誰なのか。この地や中南米の遺跡など、それぞれの地域に伝わる伝説に見られる共通点は何を意味するのか。失われた高度な文明に生きた人々が、時空を越えて私たちに伝えようとしたメッセージがいま解き明かされる。