RAIL WARS!〈6〉日本國有鉄道公安隊 (創芸社クリア文庫)

著者 :
  • 創藝社
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本棚登録 : 143
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784881441794

作品紹介・あらすじ

「アイドルのなんちゃって公安隊長と白浜ビーチのイベントに?」「なんで水着で警備なのよ!」暴走特急娘桜井は不機嫌だが、こーゆー楽ちんな任務は俺、高山直人的にはむしろ大歓迎。ガスタービン式の『特急くろしお』に初めて乗れるしウキウキだ。ところが!アイドルを狙う「姿なきストーカー」の襲撃に大ピンチ!しかもその夜、俺は小海さんと…って、ええっ!?國鉄が分割民営化されなかったもう一つの日本を舞台に、夢の鉄道パラダイス・エンタテインメント第6弾。

感想・レビュー・書評

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  • 今回はちょっと軽め。

  • ついに小海さんが表紙。前巻あまり活躍できなかった分を補うように積極的に活動。桜井や小梅が頑張れば頑張るほど、高山の、ラブコメ主人公の専売特許である“鈍感属性”が強くなっている気がしてならない。相変わらず途中ですぐにトリックは分かってしまうけど、そんなのは気にならない破天荒なストーリーで安心。
    しかし小海さん、このままだと、気軽に外出できないだろうに。次巻以降、OJT続けられるのか?

  • アイドル護衛をしつつ、東京から南紀白浜へ。まるでキハ81系のごとき、キハ381系とは恐れ入る。振り子タービン車とはねぇ。お話はまずまず。しかし、RJは不要と思う。ところで、本作とは関係ないが、アニメーション版が本巻を元ネタとしつつも、行き先が伊豆となっていたのはかなり残念。ロケハンの問題もあるのだろうが、せっかくの国鉄設定、すなわち、全国に足を延ばせる設定が活きないことになるからだ。

  • このシリーズは安定して面白いですね。ハーレム展開は余計かも?

  • 驚異的な読みやすさ。1巻に比べると文章も大分上手になっていて、展開の早さとあいまってあっという間に読めてしまった。肝心のの話の中身も安定して面白く、安心して読み進められる。次巻以降につながる伏線も楽しみ。

  • 温泉回の次は水着回、なにこれアニメ化狙っちゃってるの? …ってもうアニメ化決定していますね、すみません(笑)。「特急くろしお」は実在しますが、この世界の「くろしお」は何なの? バケモノなの…? アイドルの「一日〇〇長」はイベント企画として良くありますけど「一週間鉄道公安隊長」、一週間は長すぎです(笑)。本巻メインのゲストキャラ、アイドル鹿島乃亜はたぶんまた続刊でも登場機会がありそうですね。

  • アイドルが駅長になって、イベントの警護をするのがこの巻でのお仕事。こういう、平穏無事に終わりそう(終わってほしい)と思う仕事ほど、波乱万丈な展開になるのは必定。たたみかけるように事件が起こり、本当にハラハラドキドキでした。ミステリーとしても、とても面白かったです!

  • 国鉄が民営化されてなかったらという「if」の世界を表現した夢の鉄道エンターテイメントラノベの第6弾。
    アイドルのなんちゃって公安隊長の警護からそのストーカーの襲撃。
    そして…。

    完全に安定してきましたね。
    自分の求めるライトなノベルに近いものがあります。
    何度も書いてるけど著者と絵師さんがどちらも鉄っちゃんなので書きたいもの、表現したいものがきっかり描かれていますね。
    トリックが簡単とかいう意見もあるけど、ラノベはこのくらいがちょうどいいです。

  • だいぶ作者の筆がノッてきた感じがする6巻です
    今回はストリートからアイドルになった乃亜の警護がメイン
    簡単に終わるはずの警護もタダで終わるわきゃないのが警四です
    舞台は夏の白浜… とくれば女子二人の水着もお約束な感じで、高山班長代理は心穏やかではない展開です
    オマケに今回は高山君と小海さんとの八年前の縁も明かされて…
    アニメ化されて何処まで描かれるのか楽しみです

  •  鉄道学生パトレイバー6冊目。今回は特別署長を務めることになったアイドルのコンサートを警備するというはなし。水着にタクティカルベスト! 新しい性癖の扉が今開く! すばらしい!

     國鉄を分割民営化させようとしているRJって組織がこのシリーズの敵なんだけど、こんなテロ行為を繰り返していたら逆効果じゃないのかな。万が一主張が通っても維持が出来なさそう。

     人をさらったり殺したり、商売道具である鉄道を暴走させたりするような組織が客商売できるとはとても思えない。

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著者プロフィール

2011年、集英社より「電車で行こう!」シリーズで小説家デビューを果たす。「駅に泊まろう!」(光文社)など多数の鉄道小説を執筆中。
最近はずっと旅に出ていることが多くなり、このままだと家にいる時の方が少ないかもしれない。
「Exp」シリーズも二巻目となりました。
引き続き、よろしくお願いいたします。

「2022年 『RAIL WARS!Exp 人型重機は國鉄の夢を見るか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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