たったひとつのオレンジ: 一医師の人生記録

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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882020844

作品紹介・あらすじ

イベリア半島の農村と都市を舞台に、そこに生きるラテン的でしたたかな人々の生と死を、医者と作家の眼で描く現代ポルトガル文学を代表する作品集。ここに表現された世界は“生きることの悲劇”という文学の永遠のテーマである。

感想・レビュー・書評

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  • ポルトガルの知らない農村医の、医師として生涯(ただしフィクション。フィクションと言いつつ、実体験に基づいているようなイメージ)。
    時代は1世紀前くらいなので、医療よりも思い込み、(アフリカで今でもあるという)呪術が交錯する。
    日本ではあまり馴染みのない、ジプシーがでてくるが、これが貧しさといいなんとも想像を超える暮しをしている。

    とはいっても人は体調が悪くなったときはやはり自分ではどうしようもない。
    お金はないので、支払いは延期と値切り、そして現物。

    治療の効果に疑問を持ったとき、呪術や権力者、力のあるもの、即効性のあるものに流れるが、現代でも、セカンドオピニオン、(がんの)民間治療、サプリメント(公共の電波に流れる大量のCM、いかがわしいなあ)も形を変えただけで似ているのかもしれない、と思いました。

    なけなしの財産として1つのオレンジが重要な意味を持つ。

    (母の蔵書より、自炊して)

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著者プロフィール

Fernando Gonçalves Namora. 1919年、コンデイシャ・ア・ノーヴァで生まれる。コインブラ大学医学部卒。詩人、作家。代表作 『世界のあちこち』『流れ者の家』『麦と毒麦』『不法者』『悲しき河』他。元ポルトガル文化院(ICP)総裁。



「1986年 『たったひとつのオレンジ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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