- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784882028888
作品紹介・あらすじ
ネコだけが知る「村上ワールド」のからくりとは何か? 80年代から先駆的に村上文学を論じてきた著者が、「ネコ」という視点から村上作品群をミステリーのように解読。「ネコ派文学」の魅力の核心に迫る。著者による写真付き
感想・レビュー・書評
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-『羊』『ねじまき鳥』『カフカ』は、村上春樹のネコをめぐる三大小説である-
村上春樹は「究極的には男の子にしかわからない」と言われたことがある。この本を読んでいたらその理由がちょっと見えた気がする。村上春樹の小説の主人公は生物学的には「男」だけど、「ネコ=女的なもの」をしっかりと抱えていて、でもそれは表面化しないし、その不自然さからか、世界に居場所がない。そして、居場所を求めて冒険にでる・・・。これをより実感できるのは肉体的には男子の両性具有者なのかも。
え~、この本そのものは、文学部や藝術大学の学食での会話を楽しめる人におススメ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
数多くの猫とガールフレンドの記憶だけを残して、時は静かにそして休むことなく流れ去っていく。
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色気について考えました。そんな記述はどこにもないけど。
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ネコと村上春樹。おもしろい視点で
書かれた本で楽しかった。
海辺のカフカを読んだ後だったので
なおさらおもしろかった。
著者プロフィール
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