映画『アンダーグラウンド』を観ましたか?―ユーゴスラヴィアの崩壊を考える

  • 彩流社
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レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (92ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882029298

作品紹介・あらすじ

1995年のカンヌ映画祭でグランプリをとったエミール・クストゥリツァ監督『アンダーグラウンド』は、映像の美しさだけでなく、一つのユーゴ史像、戦後の社会主義に対するユーゴ民衆の「記憶」を見事に描き、事件ではなく、ユーゴの人間を生き生きと伝える傑作である。本書は、この映画の世界を読み解きながら、1990年、最初の社会主義崩壊 91年の各共和国の独立宣言 92年以降の「内戦」やNATOによる「空爆」といった“歴史的体験”をした旧ユーゴスラヴィアの歩みを考える。社会主義の崩壊から“民族浄化”の内戦までを単に“民族対立”という安易な視点だけでは見えない、複雑に錯綜するユーゴ現代史のさまざまな側面をえぐる。

感想・レビュー・書評

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  • 研究者としてこれからの役割を明確に自覚しており、それを訴えている、意外と熱い本である。
    ただし、素直に共著もしくは対談形式にすればよかったのに、なんであんな下手くそな構成になっているのかが疑問。

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プロフィール

Isao Koshimura こしむら・いさお
東京造形大学教授。
著訳書に
『東欧近代史』(R. オーキー著、越村勲・南塚信吾・
田中一生訳、勁草書房、1987)、
『東南欧農民運動史の研究』(越村勲 著、多賀出版、1990) 、
『暗殺者アピス―第一次世界大戦をおこした男
(20世紀メモリアル)』(デイヴィッド・マッケンジー著、
柴宜弘・越村勲・南塚信吾・長場真砂子 訳、平凡社、1992)、
『小独裁者たち
―両大戦間期の東欧における民主主義体制の崩壊
(りぶらりあ選書)』(アントニー ポロンスキ著、越村勲・
安井教浩・篠原琢・羽場久美子 訳、法政大学出版局、1993)、
『バルカンの大家族ザドルガ (叢書東欧)』
(越村勲著、彩流社、1994)、
『クロアティア=セルビア社会史断章―民族史を越えて
(叢書東欧)』(ロクサンディチ,ドラーゴ著、越村勲訳、
彩流社、1999)、『セロ―中世セルビアの村と家
(人間科学叢書)』(ストヤン・ノヴァコヴィチ著、
越村勲・唐沢晃一 訳、刀水書房、2003)、
『映画『アンダーグラウンド』を観ましたか?
ユーゴスラヴィアの崩壊を考える』(越村勲、・山崎信一著、
彩流社、2004)、『クロアティアのアニメーション
―人々の歴史と心の映し絵』(越村勲著、彩流社、2010)、
『ハプスブルク軍政国境の社会史: 自由農民にして兵士
(学術叢書)』(カール・カーザー著、越村勲・戸谷浩編訳、
学術出版会 、2013)などがある。

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