「懐かしドラマ」が教えてくれるシナリオの書き方: “お気楽流”のノウハウで、8日間でシナリオが書けてしまう! (オフサイド・ブックス 38)
- 彩流社 (2005年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
- / ISBN・EAN: 9784882029380
作品紹介・あらすじ
〝お気楽流〟のノウハウで、8日間でシナリオが書けてしまう! 山田太一、倉本聡、市川森一からトレンディドラマまで、古今の名作ドラマがお手本。ステップ・アップ方式で、何をどう書けばいいのか具体的に指導。
感想・レビュー・書評
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お気楽流と名乗るだけあって小難しいシナリオ理論の話はない。
主人公決めて、困ったちゃんと主人公を絡ませて話を転がし、状況設定やインパクトのあるシーンは他のドラマとかからパクり、マラソンのようにデッドヒートでハラハラドキドキさせ、ラストもオチとか凝ったのいらねーからとにかく揺らし続けて、ま、とりあえず書き始めてみよーぜ、ってなカンジ。
save the catの法則もそうだけど、正確で網羅的なシナリオ理論より、こんなカンジでお気楽にカンタンにエッセンスのみを語ろうとする方がシナリオ入門としては向いてる気がする。アート的な要素が大きいんだろうな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
途中でぼくはシナリオを書きたいわけじゃないときがついて読むのをやめた。
懐かしのドラマも知らないのばかり…年代が違う; -
昔々、別冊宝島にあった「パソコンの買い方・使い方」シリーズの、シナリオ版みたいな本。
「書いてみたい!」「書けるかも!」と思わせてくれます。 -
主人公の職業を決めてしまう。ちょっとだけ向こう側な職業
主人公のダメなところや弱いところを考える職業のイメージの逆を考える
困ったちゃんを登場させて、主人公を動かしやすくする
困ったちゃんを使って、主人公をどんどん困らせる
状況設定 困ったちゃんとむりやり同居、困ったちゃんと恋愛、困ったちゃんと仕事
ストーリーはあれこれ考えず、主人公は最後こうなるを決める
主人公が困ったちゃんのせいで変化する 主人公が最初やりそうになかった(できなかった)ことをやる(できる)ようになる
困ったちゃんのせいで主人公が何かせざるを得なくなる
主人公が困ったちゃんを愛するようになる
説明しすぎず、「もっと知りたい」と思わせる
主人公の弱いところ・ダメなところにふさわしい名前を考える
主人公が何か(しようと)して困ったちゃんと出会う
困ったちゃんが何か(しようと)して主人公と出会う
主人公のこころの中で迷う気持ちをデッドヒートさせる
デッドヒートは、相反する2つの要素でできてしまう
インパクトのある場面は、設定を変えてどんどんパクる
インパクトを出す方法普通ならやりそうにない(言いそうにない)ことをやらせる(言わせる)
最後の最後まで「揺らす」
ラストは、Sの法則、全員集合、別れたくないのに、別れるを使って盛り上げる
アイデアが出なくても、とにかく書く「○○は走った」「○○は怒った」でも何でもいいから書く。書いて書いて全部捨てなきゃいけないだろうなと思って書いていると捨てなくていいところが出てくる。