藤田浩子の絵本は育児書

著者 : 藤田浩子

• 生活ジャーナル (2013年7月1日発売)

感想・レビュー・書評

[kumarinetさんの感想 · 2015年7月22日]

何を大事にして子育てするか、そのことを教えてくれた一冊。

お外で遊ぶ中で身体が作られる。(2歳で2キロ、3歳で3キロ…)自由に遊ばせれば、その中で延々と歩ける。
もぐもぐ、あむあむ空想のご飯を食べるごっこ遊び。
空想の中での大冒険やお絵かき。子どもを見てるようで空想の大冒険が見えてない大人。
また、叱るときは一貫して叱ること。叱られないことは寂しい。
子どもに見せたいのはテレビの中の大自然ではなく、ダンゴムシ。

習い事など大人が与えた遊びの中でなく、子ども自身が見つけた遊びの中で、それを消化して大きくなっていく。
それを大切にしたいなぁと思えた一冊。

[katoetuさんの感想 · 2014年11月23日]

いつもながら藤田さんの優しい語り口にさっと読めました。紹介してある絵本を読んでみたいと思います。

著者プロフィール

1937年東京に生まれ、疎開先の福島県三春町で昔話をたくさん聞いて育つ。幼児教育に携わって64年、今も現役。昔話を語って70数年。疎開先で聞いて覚えた昔話だけでも数百話の語り手。全国各地の講演会に引っ張りだこの人気講師。保育士・幼稚園教諭、図書館司書・読書ボランティア・子ども文庫、育児相談など講演対象・内容は様々。
主な著書＝『あやとりでおはなし』『ハンカチでおはなし』『紙とえんぴつでおはなし』『新聞紙・牛乳パック・おりがみでおはなし』『手・顔・からだでおはなし』『藤田浩子の赤ちゃんのあやし方・育て方』。
主な保育グッズ＝『おはなしおもちゃ・リスとドングリ』『瞬間変わり絵だれのたまご・花火セット』『おはなしおもちゃ・変身泥棒』『おはなしおもちゃ・いないいないばあ』『冒険迷路ゲーム・おばけの森』『おはなしおもちゃ・桃太郎パズル』『おはなしおもちゃ・こぶたパズル』『おはなしの小道具セット②』『おはなしの小道具セット③』『おはなしの小道具セット⑤』『おはなしの小道具セット⑥』。

「2023年 『赤ちゃんからあそべるお手玉あそび』 で使われていた紹介文から引用しています。」