ぼくの父さんは、自殺した。: その一言を語れる今 (Soenshaグリーンブックス N 4)
- そうえん社 (2007年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
- / ISBN・EAN: 9784882643043
感想・レビュー・書評
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978-4-88264-304-3 166p 2007・12・? 1刷
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学校から子供が借りてきたので私も読んでみた。
学校図書なので読みやすい。
中学2年生の時にお父さんが自殺。
祖父母と一緒に亡くなったお父さんを発見した。
自分が父親を殺してしまったんじゃないかと苛まれる。
もっと早く発見していたら今まだ生きていただろうと。
なかなか父親の自殺を受け入れる事が出来ず悩む毎日。
でも、痛みを共有できる仲間と出会い、
自殺者を無くす為に彼は社会に立ち向かっていく。
人それぞれいろんな環境に置かれ、考えてる事は違う。
そこをどう周りがフォローしていけばいいのか、
そして自分もそういう立場になったら、どうしたらいいのか。
難しい問題だけど、目を反らしちゃいけない事なんだな。 -
今、日本で自殺をする人は年間約三万人にのぼるという。本書の主人公は、中学二年生のときに父親を自殺で失った青年である。父の死を自殺と言えなかった・・・。目指すべきは「生き心地のいい社会」を築き上げることだろう―――。自殺をなくすため、自殺について語られる社会へ。
私にできることなんてあるのだろうか、と思わなくてもいい。 語ることで向き合うことができるように、私たちもまた、知ることで何かをつかむことができるはず。