ずっとまっていると (まいにちおはなし 10)

著者 :
  • そうえん社
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本棚登録 : 38
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (63ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882644798

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  • まちぼうけをしているアカネとカエル。
    アカネは「待つのはたいくつ。あの子はいつも遅い」とネガティブなことを言うけれど、カエルは「虫も食べれる。会いたい気持ちがふくふくとふくらんで、なんともしあわせな気持ちになる」とポジティブにとらえる。
    同じ事情で真逆の意見の二人の会話が面白い。

  • ミナちゃんがこない。ずっと待っていれのに。
    だけどカエルがいうには、待ち合わせって、しあわせな気持ちになるらしい…。
    やさしくって、ステキな気分になれるお話です。

  • 「おじぞうさんの前に、三時半」と、ミナちゃんと約束をしたあかねは、
    今日も待ちぼうけです。
    ミナちゃんおそいなぁ、と声に出したら、どこからか声がします。
    「ゆるりと待ちましょう」
    見るとカエルがあかねを見上げているではありませんか。

    カエルも、もう三日も待ち続けているんですって。
    いったい誰を待っているのでしょう?

  • 初・中級~。挿し絵とお話がぴったりはまっている本。
    時間の流れが加速している現代に、ほのぼの感を与えるだけではなく、ラストではスケールのでっかい展開が待っていて驚いた。
    大人にもおすすめの童話。
    この作風をうみだす「大久保雨咲(おおくぼうさぎ)」さんに注目したい。

著者プロフィール

三重県生まれ。児童文学作家。子どもの本専門店メリーゴーランド主催の童話塾で創作を学ぶ。「飛ぶ教室」第9回作品募集童話部門にて「猫の背」で優秀作(光村図書出版主催)。主な作品に『ずっとまっていると』(そうえん社)、『ドアのノブさん』『うっかりの玉』(講談社)、『あらいぐまのせんたくもの』(童心社)、『雨の日は、いっしょに』(佼成出版社)、『からっぽになったキャンディのはこのおはなし』『かえでちゃんとひみつのノート』(小峰書店)、絵本に『アリィはおとどけやさん』(吉田尚令 絵/ひさかたチャイルド)などがある。

「2023年 『りすねえさんのさがしもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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