- Amazon.co.jp ・本 (63ページ)
- / ISBN・EAN: 9784882644798
感想・レビュー・書評
-
まちぼうけをしているアカネとカエル。
アカネは「待つのはたいくつ。あの子はいつも遅い」とネガティブなことを言うけれど、カエルは「虫も食べれる。会いたい気持ちがふくふくとふくらんで、なんともしあわせな気持ちになる」とポジティブにとらえる。
同じ事情で真逆の意見の二人の会話が面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ミナちゃんがこない。ずっと待っていれのに。
だけどカエルがいうには、待ち合わせって、しあわせな気持ちになるらしい…。
やさしくって、ステキな気分になれるお話です。 -
「おじぞうさんの前に、三時半」と、ミナちゃんと約束をしたあかねは、
今日も待ちぼうけです。
ミナちゃんおそいなぁ、と声に出したら、どこからか声がします。
「ゆるりと待ちましょう」
見るとカエルがあかねを見上げているではありませんか。
カエルも、もう三日も待ち続けているんですって。
いったい誰を待っているのでしょう? -
初・中級~。挿し絵とお話がぴったりはまっている本。
時間の流れが加速している現代に、ほのぼの感を与えるだけではなく、ラストではスケールのでっかい展開が待っていて驚いた。
大人にもおすすめの童話。
この作風をうみだす「大久保雨咲(おおくぼうさぎ)」さんに注目したい。