村山籌子作品集〈1〉 リボンときつねとゴムまりと月

  • ジュラ出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882841906

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  • 村山籌子。その名はあまり知られていないが、ユーモラスな作品を書いている童話作家。子どもに親しみのある動物や家庭にある器具が擬人化されたショートストーリーが中心。挿絵は夫で画家の村山知義。

    子どもの期待を裏切らない-正義と悪がはっきりと決まっていて、悪が勝つことは決してない-展開と、可愛らしいカラー絵が目を楽しませてくれる。

    標題作の他、おなべとおさらとカーテンがおだいどころからにげだそうとする話、仲のわるいにんじんさんとじゃがいもさんが駅へたまねぎさんをみおくりする話など、作家の死後約五十年経って編まれた本作品集(全三巻)は今もなお読み継がれている。
    それだけの魅力が十分にある。

著者プロフィール

村山籌子 村山籌子1903年香川県高松市に生まれる。自由学園高等科を卒業したのち、婦人之友社で「子供之友」などの編集の仕事に携わる。また、夫で画家の村山知義とともに、ユーモアあふれる童謡、詩、童話を創作した。著書に『3びきのこぐまさん』(村山知義 絵/婦人之友社)、『村山籌子作品集』全3巻(村山知義 絵/JULA出版局)などがある。1946年没。

「2010年 『かさをかしてあげたあひるさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

村山籌子の作品

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