甲骨もじであそぶちゅうごくの十二支のものがたり

  • JULA出版局
3.20
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882842422

感想・レビュー・書評

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  • つくづく猫は気の毒だなぁと十二支の物語を読む度に感じる。甲骨文字からの漢字、奥深いわ。

  • 30年度 4-2
    10分

  • なんと、筆者は欧陽詢の直系子孫(44代目)とな!話は十二支の成り立ちというかあの物語ね。それを風景共々甲骨文で描いてあります。個人的な感想だけど金文より複雑な感じ。古ければ古い書体ほど簡素になるイメージだったけどね。この表紙の十二支(中国では亥でなく豚)と中央の【遊】を来年の書道発表会用課題候補にしたいわ。

  • ★★★★★
    甲骨文字絵本。
    甲骨文字たちが十二支の物語を演じます。
    中国の十二支なので、日本の十二支と役者が違うものも
    (まっきー)

  •  イラストの代わりに、甲骨文字で中国の十二支の物語が描かれている。なぜネコは十二支に入っていないのかというお話。日本の十二支とは微妙に違う。主役はネズミとネコだが、甲骨文字を見てネズミとネコだとは思いつかない。牛や川は、分かりやすい。

  • 「欧陽可亮のこころ」という展覧会を奈良で見て知った本。甲骨文字は字とものが一体で、字が踊っている感じがして楽しい。

    著者のひとり関登美子は欧陽可亮の娘。

    甲骨文字とは(朝日新聞の記事より)
    殷(商)代後期に使われた文字。中国の学者が1899年、亀の甲や牛骨に文字らしきものが刻まれているのに気づき、研究に着手したという。1928年に始まった殷墟の本格的な発掘でこれまでに4500文字以上が発見された。殷墟は06年、ユネスコ世界遺産に登録された。

    欧陽可亮とは(展覧会のパンフより)
    欧陽可亮(Ouyang Keliang Theodore)1918.5.23 - 1992.5.1
    唐代の書家欧陽詢(557-641)から44代目、北宋の歴史家欧陽脩(1007-1072)から24代目の直系に生まれる。欧陽詢と欧陽脩がともに金文を系譜づけた業績は中国で名高い。中国では王懿栄(1845-1900)が「龍骨」と名づけられた漢方薬の破片上に字が刻まれていることを意識した1899年を亀甲文研究元年という。父親の外交官欧陽庚(1858-1941)は王国維、李済、羅振玉、らとともに亀甲文に造詣が深い。こうした家庭環境に生まれた氏は3歳から王国維に、9歳から羅振玉・董作賓らに、日中戦争中に武漢で出会った郭沫若に師事。偶然とはいうものの、中国の四大亀甲文研究家とされ王・羅・董・郭全員に師事を受けた研究者は中国でも珍しい。外務省研修所・国際基督教大学・拓殖大学などで教鞭した約40年の旅日華僑でしたが、亀甲文研究への貢献は故国で20世紀の亀甲文研究大家十四人の一人に挙げられている。

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