白昼艶夢 (ふしぎ文学館)

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  • 出版芸術社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882931003

感想・レビュー・書評

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  • どこでどう間違えたんだか、昭和初期のミステリ?と思いきや、あれま倒錯モノだった。
    うーん、一応挑戦してはみたけど……スミマセン、やっぱり守備範囲外。
    でもログ残しておかないと、また借りちゃいそうだからー。

  • 『宝石』でデビューした朝山蜻一の短篇集。
    初期の谷崎潤一郎と、乱歩のエログロを合体させたような作風で、解説で山村正夫が言うように、その作風は『異才』『奇才』と呼ばれるタイプ。
    しかし、単純にSM小説とも言い切れないのは、この生々しさに欠けた、澁澤龍彦系のエロティシズムに由来するのではないだろうか。
    基本的にこの本に収録されている短篇は、全て、ある意味ではものすご〜〜く純粋なラブストーリー(メロドラマ)なんじゃないか? 特に表題作の『白昼艶夢』『巫女』『死霊』『人形はなぜつくられる』辺りは非常にメロドラマだと思う。逆に『矮人博士の犯罪』の、マッドサイエンティストに荒唐無稽な薬というモチーフは乱歩っぽいね。

  • 無邪気で純粋なSM小説集。
    「白昼艶夢」がだんとつでよかった。終わり方かっこいいし。
    あと好きだったのは「掌にのる女」。
    基本的にSMは無邪気であって欲しい。

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