碑文谷事件 (鬼貫警部全事件 1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882931690

感想・レビュー・書評

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  •  私の中で鬼貫警部といったら、大地康雄さんが演じた火サスのヤツなんですよね。
     でも原作とは、時代も違うし、キャラ設定も違うし、舞台も違うし、全然違うよね。
     全然違う作品読んでるみたいに感じる。

     というか、この時代(最初の2つは戦前)の科学捜査て、この程度なんですかね、やっぱり。
     捜査自体の詰めの甘さとかも。
     普通に捜査したら、推理するまでもない感じがしてならない…。

     あと、鬼貫さんが、かなり決め付けで捜査してるけど、この時代の本を読むと、日本のにしろ海外のにしろそういう感じがするから、やっぱりそういう時代だったのかな。

  • (収録作品)楡の木荘の殺人/悪魔が笑う/碑文谷事件/1時10分/白昼の悪魔/青いエチュード/誰の屍体か/人それを情死と呼ぶ

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著者プロフィール

鮎川哲也(あゆかわ・てつや)
本名・中川透。1919(大8)年、東京生まれ。終戦後はGHQ勤務の傍ら、様々な筆名を用いて雑誌へ短編を投稿し、50年には『宝石』100万円懸賞の長篇部門へ投稿した「ペトロフ事件」(中川透名義)が第一席で入選した。56年、講談社が公募していた「書下ろし長篇探偵小説全集」の第13巻「十三番目の椅子」へ応募した「黒いトランク」が入選し、本格的に作家活動を開始する。60年、「憎悪の化石」と「黒い白鳥」で第13回日本探偵作家クラブ賞長編賞を受賞。受賞後も安定したペースで本格推理小説を書き続け人気作家となる。執筆活動と並行して、アンソロジー編纂や新人作家の育成、忘れられた探偵作家の追跡調査など、さまざまな仕事をこなした。クラシックや唱歌にも造詣が深く、音楽関連のエッセイ集も複数冊ある。2001年、旧作発掘や新人育成への多大な貢献を評価され、第1回本格ミステリ大賞特別賞を受賞。2002(平14)年9月24日、83歳で死去。没後、第6回日本ミステリー文学大賞を贈られた。

「2020年 『幻の探偵作家を求めて【完全版】 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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