- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784882931799
感想・レビュー・書評
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仁木兄妹が事件に巻き込まれ、活躍する。
最後に収録されている「あおい壁」は、著者の自伝的小説です。
昭和30年代の作品達ですが、平成の時代に再編され新たに刊行された事、編集者の方々に感謝します。
出会えて良かった!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『棘のある樹』
砧警部補が雄太郎に依頼人を紹介するとは。
雄太郎は警部補に色々隠しすぎ!悦子が怒るのも当然。
終わり方があんまり好きじゃない。犯人突き止めたからお咎めなしってこと?
『黒いリボン』
今回も雄太郎の隠しんぼは相変わらず…。でも、今回は理由があったからなぁ。
悦子がいつもより活躍したのも嬉しい。
関係ないけど、どうして“ブラック・リボン”にしたんだろう?
『あおい壁』
日本が障害者には生き辛い国だと再確認。
今は状況がどの位改善されてるんだろう。 -
かつて講談社文庫や角川文庫から発売された仁木悦子氏による推理小説が、再度ハード本として収録されたシリーズ本。すでに亡くなられている仁木悦子氏の作品が、こうしてシリーズ本として出版されるのは、ファンにとって何より嬉しい企画。
本書は、副題の通り、ヤセでノッポの大学理学部(植物学専攻)の学生・雄太郎と、太めでチビの音大生(ピアノ専攻)・悦子の凸凹コンビが活躍する兄妹探偵シリーズ。
「棘のある樹」「黒いリボン」の他、単行本未発表の著者自伝小説「あおい壁」、著者の夫君となられた後藤安彦氏の回想文も収録されている。