山田風太郎コレクション 2

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  • 出版芸術社
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882931973

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  • 伊賀にまだ忍法がなく、柳生にもまだ剣法がなかった室町時代が舞台。
    冒頭の交合合戦、南朝同士の複雑な暗闘(中条兵庫頭・大塔衆・柳生 対 世阿弥・菊水党・伊賀)など少々詰め込み過多な印象もあるが、著者の「出来がよろしくない」という評価はさすがに厳しすぎると思う。
    剣の腕前もすさまじく「死人剣の占い」もチートな牢姫が魅力的だった。
    射精量(数)は忍法帖随一。
    単行本の啓子夫人のあとがき(著者他界直後)の「気が短くてカンシャク玉を爆発させることもありましたが〜夫の気分を鎮めて書きやすくしてあげるのが自分の役目と信じて〜」が妙にじわじわきた。わざわざ書いてしまうくらいにはひどかったのかしらん。

  • 山田風太郎記念館

  • 敵味方を一部入れ替えて価値相対化するというトリッキーな設定が楽しめたが、最後はだれた。室町の時代背景がわかりにくかった。

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著者プロフィール

1922年兵庫県生まれ。47年「達磨峠の事件」で作家デビュー。49年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で探偵作家クラブ賞、97年に第45回菊池寛賞、2001年に第四回日本ミステリー文学大賞を受賞。2001年没。

「2011年 『誰にも出来る殺人/棺の中の悦楽 山田風太郎ベストコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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