風さん、高木さんの痛快ヨ-ロッパ紀行: 彬光「飛びある記」と風太郎「未発表旅日記」

  • 出版芸術社
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882934097

作品紹介・あらすじ

「忍法帖」の山田風太郎・「神津恭介」の高木彬光、2人の巨匠が敢行した抱腹絶倒のドタバタヨーロッパ珍道中!高木彬光の旅行記再刊行に加え、山田風太郎の秘密の旅日記を初公開。直筆イラスト・写真・その他新資料を多数収録。

感想・レビュー・書評

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  • 1965年、山田風太郎 高木彬光のヨーロッパ旅行記。
    本著のクレジットは山風先生が先に来てますが、高木彬光先生の『ぼくのヨーロッパ飛びある記』を上段、下段に山風先生の「日記」を併載するという面白い構成。上段が「読者に向けた読み物」に対し、下段はごく個人的な「日記」。多少話を盛るために脚色していそうなものの、両者の記述は殆ど食い違いが無いのが凄い。

    また、「海外(観光)旅行解禁翌年」という相当昔の旅行記、準備のモノモノしさや当時の世界の光景、またそれを見ての日本人の姿との対比なども興味深い内容でした。

  • 山田風太郎記念館

  • 当時を考えると贅沢な旅だったのだろう。音楽を中心とする旅行で珍道中が繰り広げられるってGOOD。

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著者プロフィール

1922年兵庫県生まれ。47年「達磨峠の事件」で作家デビュー。49年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で探偵作家クラブ賞、97年に第45回菊池寛賞、2001年に第四回日本ミステリー文学大賞を受賞。2001年没。

「2011年 『誰にも出来る殺人/棺の中の悦楽 山田風太郎ベストコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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