皆川博子コレクション5海と十字架

著者 :
制作 : 日下 三蔵 
  • 出版芸術社
4.29
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本棚登録 : 51
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (525ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882934448

作品紹介・あらすじ

伊太と弥吉、2人の少年を通して隠れキリシタンの受けた迫害、教えを守り通そうとする意志など殉教者の姿を描き尽くした表題作ほか、長篇「炎のように鳥のように」や貴重な短篇4篇を収録した豪華傑作選、いよいよ完結!

感想・レビュー・書評

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  • 児童文学をメインにした中短編集。しかし児童文学といっても、かなり読み応えのある作品ばかりです。「海と十字架」「炎のように鳥のように」の二作品は、たしかに仮名づかいなどは易しいけれどかなり重厚な歴史小説でした。
    お気に入りは「暗い扉」。これもジュニア向けミステリのようですが、かなり重い物語。もしこれを中高生の時分に読んでたら、どすんと重いトラウマになりそうだなあ。

  • 主に児童書を集めた第Ⅰ期の最終巻。第Ⅱ期の刊行も間近に迫っているのは嬉しい限り(ほったらかしすぎた……)。
    『海と十字架』は確か作品精華の方にも収録されていたんだったか、隠れキリシタンを主人公にした長編。『炎のように鳥のように』も飛鳥時代を舞台にした長編。児童書として世に出たものだが、どちらも大人が読んでも充分に面白い。
    長編2本という分量があるので短編の収録数は4本と少なめ。

  • 私が初めて読んだのが「炎のように鳥のように」なので、とても懐かしい。。。

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    「伊太と弥吉、2人の少年を通して隠れキリシタンの受けた迫害、教えを守り通そうとする意志など殉教者の姿を描き尽くした表題作ほか、「炎のように鳥のように」の長篇2篇。」

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プロフィール

皆川博子(みながわ・ひろこ)
一九三〇年、京城生まれ。東京女子大学英文科中退。
72年、児童向け長篇『海と十字架』でデビュー。
73年6月「アルカディアの夏」により第20回小説現代新人賞を受賞後は、ミステリー、幻想、時代小説など幅広いジャンルで活躍中。
85年『壁――旅芝居殺人事件』で第38回日本推理作家協会協会賞、86年「恋紅」で第95回直木賞、90年「薔薇忌」で第3回柴田錬三郎賞、98年「死の泉」で第32回吉川英治文学賞、12年「開かせていただき光栄です」で第12回本格ミステリ大賞、13年 第16回日本ミステリー文学大賞を受賞。
異色の恐怖犯罪小説を集めた傑作集「悦楽園」(出版芸術社)や70年代の単行本未収録作を収録した「ペガサスの挽歌」(烏有書林)などの傑作集も刊行されている。

皆川博子の作品

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