自殺卵

著者 :
  • 出版芸術社
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本棚登録 : 67
感想 : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882934516

作品紹介・あらすじ

年金生活者で独り暮らしの主人公の自宅に、「われわれの贈り物で、死んで下さい」と書かれた異様な手紙が届けられた。世界中で、差出人不明の卵型の自殺器と手紙がばらまかれる。キャップを外すと中に針があり、それを自分の体に刺すと、一瞬にして死ぬことが出来る。徐々に人口が減り始め、〈死〉が日常になる…終末SFの傑作「自殺卵」ほか書き下ろし「退院前」、「とりこ」の2作を収録した全8編!

不思議! 奇妙! あり得ない!
作家生活50周年を迎えた著者が描く、8つの異世界譚!

感想・レビュー・書評

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  • 「豪邸の住人」「アシュラ」「月光よ」「自殺卵」「ペケ投げ」「佐藤一郎と時間」「退院後」「とりこ」の8編。
    「自殺卵」以降は、SFというより「奇妙な味の物語」。

    個人的には「ペケ投げ」が◎。
    横入りや信号無視に「ちっ!」と思うとそいつの背中に黒々とペケ印が…っていう社会現象が蔓延する世界。
    面白いのは、ペケつけられないようにするんじゃなくて、不用意に「ちっ!」と思ってペケ投げちゃうと逆ギレされるのを恐れるところ。手袋することで防止できるとかで、コレってゴネ得社会?嫌ですねえ…

  • 人々に突如送りつけられる謎の卵。その中には一本の小さな針があり、それを使えば一瞬で、痛みも無く死ぬことができる…。

    そんな表題作の設定に惹かれて読んだ。
    が、ショートショートを得意とする作家のためか、思っていた様な方向には進まず、というよりかなりあっさりと展開が進んで、掘り下げてほしいところに手が届いていなかったかなあ。
    他の作品に関しては、老齢の作家ならではの自身の半生を振り返るような作品など、起承転結というよりもインスピレーション重視という感じだった。自分が年をとればまた違った印象になるのだろうけど、入り込むことができなかった。

  • ほぼ本人と思える老齢男性の出逢う未知の世界たち。

    表題作は面白かったが
    他は観念的で今一つ。

    【図書館・初読・9/26読了】

  • 前半は昔を思い出しよかったけど、後半は沈みゆく人的な

  • □ 14134.
    〈読破期間〉
    2014/7/16~2014/7/21

  • 幻想怪奇、文章がちょっと合わなかった。

  • 2013 12/20

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著者プロフィール

1934年大阪府生まれ。会社勤務のかたわらSF同人誌「宇宙塵」に参加。61年、「SFマガジン」第1回SFコンテストで「下級アイデアマン」が佳作入選しデビュー。63年に処女長編『燃える傾斜』を刊行し、コピーライターを経て65年より専業作家に。71年から書いていた司政官シリーズの長編第一作『消滅の光輪』で79年に第7回泉鏡花賞と第10回星雲賞、96年に『引き潮のとき』で第27回星雲賞を再び受賞。日本SF作家第一世代の一人として長く活躍したほか、NHKでテレビドラマ化された『なぞの転校生』『ねらわれた学園』などのジュブナイル小説やショートショートなどでも健筆をふるった。著書に『妻に捧げた1778話』『いいかげんワールド』など多数。2019年11月3日逝去。2020年に第40回日本SF大賞功績賞受賞。

「2020年 『その果てを知らず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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