星へ行く船シリーズ1星へ行く船

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  • 出版芸術社
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本棚登録 : 317
レビュー : 46
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882934912

作品紹介・あらすじ

森村あゆみ、19歳。〈ちょっとした事情〉で地球を捨て、火星へ家出中。
宇宙船に乗って無事に地球から出航したと思ったら、怪しげな男たちと同室になってしまい、やっかいな事件に巻き込まれて――!? 表題作ほか、きりん草とそれに関わる人たちを描いた「雨の降る星 遠い夢」、水沢総合事務所へあゆみが就職する前のエピソードを描いた書き下ろし「水沢良行の決断」、新あとがきを併録。シリーズ初単行本化。1、2巻同時発売。

感想・レビュー・書評

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  • 青春ど真ん中時代に読んで世界観に憧れた本。
    麻子さんのようになりたくて、
    みんなが敬遠するお茶汲みを楽しみながらやってた覚えがある。
    麻子さんのように美味くは淹れられなかったのが悔しかった。
    押入れの中を探せばまだ持ってるはずだけど
    シリーズ新装・完結版がでるというなら是非手に入れて
    またあの時のような感動を、あの時以上の感動を体験したい。
    あの時理解できなかったこともわかるようになっているのかも。

  •  中学生の頃、コバルト文庫でシリーズ全巻持っていた。
    新井素子さん、久美沙織さん、氷室冴子さん。
    このお三方の本で、当時の私が出来ていたと言ってもいいくらい。
    あれからもう、随分経ったなぁ。

     まぁとにかく懐かしい!
    でも、あれ?!こんな感じだった?とも思う。
    独特の口語な文体に今の私は馴染めるだろうか、話の流れは覚えているだろうか。
    その辺は全く問題無く・・・むしろ読みやすかった。
    確かに時代を感じさせる箇所は、ちょいちょいある。
    でもそれすらも「懐かしい」の一言に尽きるし、ストーリーも読み始めると、あ、私この先知ってる!と、わくわくしながら楽しく読めた。
    シリーズの序章にあたる本なので、この本だけではまだこのシリーズの面白さはわかりにくいと思う。
     私のように、昔読んでた世代が懐かしいと楽しむのも良いけれど、初見の人も是非、シリーズ全巻読み進めて欲しいな、と思う。

  • [図書館]
    読了:2016/11/5

    あぁ…1981年だなぁ、と感じたところ。

    女性本人が、「お茶は女性が入れるもの」と思っていたり、
    男性がタバコを吸うのは当たり前、
    宇宙にまで定期的に行ける技術がありながらドアモニタがない(ために敵の侵入を何度も許す)
    盗聴器音声を録音する「テープを入れ替える」


    あぁ…コバルトだなぁ…と感じたところ。
    無知のど素人の小娘であるところの主人公に対して都合よく紳士的な周りの方々。
    暗殺者なのに口調が軽い。「君はこの中でただ一人、まったくの部外者じゃなかったっけ。
    銃の撃ち合いする場面なのに描写に緊迫感が皆無。

    新井素子という作家さんを「少女向けSFの大家」みたいな感じで認識していたので、もっと舞台設定やストーリーなどガチガチの本格派なのかと思ってた。むちゃくちゃ軽かった…。

    でも面白かった。ほぼ一度も本を置かずに一気に読みきるくらいには。最終章の主人公の決意も共感のできるものであった。あと、この本まるまる一冊「星へ行く船」だと思ってたので、あそこで「大団円」と記述されてすごくびっくりした。

    「雨の降る星 遠い夢」の最後の方、「そして、人間ってのは、誰かを犠牲にして勝つより、戦わずして悲劇の主人公演ずる方が楽な精神構造してる。確かに。」というのが自分にはずしっと来た。

  •  うわああああああぁ懐かしい~!
     ハイどーも、新井素子リアルタイムな元文学少女です!
     中学ん時、担任の先生に、
    「お前な……せっかく読書好きなんだから、新井素子ばっかり読んでんじゃねえよ」
    と呆れ気味に言われちゃったくらい、大好きだったんだっっっ!(ミステリも読んでたけど、やっぱ学校で話せるのって少女小説だったしねえ)
     コバルトで全部揃えたはずだけど、実家に残ってるかなあ~?

     ところで、今回のは決定版! だそーで、素子さん、ずいぶん直したそうです(あとがきにあります)。
     おかげですっごーく読みやすくなってる!
     コバルト版の「クセ」「誤字脱字」「若者言葉(昔の)」に辟易した方も、今回の新版シリーズは大丈夫かもしれないよ-。

  • 私は、いい年したオッサンだかヤングアダルト、ライトノベル、ジュブナイルもよく読む。新井素子さんの星へ行く船を読み、ラノベって面白いなとあらためて感じる。

  • 母親から引き受けた本。小学生をこの本と共に過ごしたので思い入れが強い。太一郎さんがかっこ良い、あゆみちゃんよりもレイディとのラブ希望だった。何はともあれ、新井素子の文体は良い意味で小説っぽくなくて読みやすい。素子ワールドに引き込まれる。

  • 本作を最初に読んだのは約30年前のこと。それ以来、ストーリーは忘れていたけれど、作品の存在は覚えていた。印象に残っているのは、主人公の森村あゆみのキャラクタだ。快活で女の子らしくて、もしかすると当時の私の理想の女性だったのかもしれない。当時の私にとっても、森村あゆみは歳上のお姉さん。今となっては娘(いないけど)に近い年頃である。森村あゆみの印象は変わらないが、自分の視点が変わったことで、より深く作品を味わえた。思い出話になってしまった。ついでに話してしまうと、30年分前の本作はコバルト文庫から出ていた。今でいうところのライトノベルのレーベルだ。当時はコバルト文庫を読み漁っていたなあ。その中でもこのシリーズは印象に残っている。なお、本書には書き下ろしの短編とあと書きが追加されている。

  • ライトノベル好きには良いかも
    可もなく不可もない内容で未来宇宙の楽しい話

  •  バリバリのハードSFとは違う、どこか穏やかで温かみのある作品ですね。主人公・あゆみちゃんの心の声に「うふ」とか書いてあるあたり時代を感じますが、随分修正に時間をかけたようでそれ程古さ、読みにくさはないように思います。まだ殆ど触れられていない同僚もいることですし、これからの話の進展に期待大です。

  • 高校生の頃に読んで以来だったけど、今読んでもかなりハマる。昔読んだときはあまり気にしてなかったけど、太一郎さんてかなり背が低いんだなぁということにびっくりした…でも、やっぱりかっこいい!そして名言多い。思えば私のSF好きとラブコメ好きはここが原点かもしれない。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。立教大学文学部ドイツ文学科卒業。都立高校二年在学中の77年、「あたしの中の……」が、星新一氏の絶賛を浴び、第一回奇想天外SF新人賞佳作に入選、作家デビュー。その新鮮な文体は当時の文芸界に衝撃を与え、後進の作家たちに多大な影響を与えた。81年「グリーン・レクイエム」、82年「ネプチューン」で二年連続の星雲賞日本短篇部門を受賞。99年『チグリスとユーフラテス』で日本SF大賞を受賞。『星へ行く船』『おしまいの日』『ハッピー・バースデイ』『イン・ザ・ヘブン』『未来へ……』『この橋をわたって』などの小説の他、エッセイ集も多数あり、近年は囲碁エッセイ『素子の碁 サルスベリがとまらない』が話題に。作家生活四十年を超えて今なお、旺盛な執筆活動で読者からの絶大な支持を受け続けている。

「2019年 『新井素子SF&ファンタジーコレクション2 扉を開けて 二分割幽霊綺譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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