星へ行く船シリーズ1星へ行く船 (星へ行く船シリーズ 1)

  • 出版芸術社 (2016年9月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784882934912

みんなの感想まとめ

女性主人公の冒険と成長が描かれた物語は、読者の心を掴む魅力に満ちています。ヒロインの森村あゆみは、冷静で頭の回転が速く、彼女の有能さや独自の視点が物語の核となっています。男女の関係性が急展開せず、バデ...

感想・レビュー・書評

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  • 有川浩さんのなにかの小説のあとがき(思い出せない、、、涙)でおすすめされていたのがきっかけでこの本に到着(?)
    胸キュンも良さの一つですが、名言続出なところはどうしても図書館戦争を思い出す笑。そして、ところどころにいい意味でふるさを感じるところが私にとってはツボでした。読みやすい文体であっという間に読みおわります。
    ところで、「田崎麻子」と「柴崎麻子」の一文字違いは偶然ではありません、、よね?ちょっとしたことが図書館戦争とそっくりでファン(特に柴崎ファン)としては思わず笑みがこぼれます笑

  • SFと言うかライトノベルと言うか、コバルト文庫的な実に優しげなストーリーでした。
    地球が人口過密になって色々な星への移民が推し進められている、っていう設定は、ばら色の宇宙開発で一時代前という印象を持ちましたが、話自体は楽しかったです。

    細かい話ですが、宇宙船の中に個室が1部屋しかないってのは何だかなぁ、という感じでちょっとイメージが湧きづらかったです。

  • 青春ど真ん中時代に読んで世界観に憧れた本。
    麻子さんのようになりたくて、
    みんなが敬遠するお茶汲みを楽しみながらやってた覚えがある。
    麻子さんのように美味くは淹れられなかったのが悔しかった。
    押入れの中を探せばまだ持ってるはずだけど
    シリーズ新装・完結版がでるというなら是非手に入れて
    またあの時のような感動を、あの時以上の感動を体験したい。
    あの時理解できなかったこともわかるようになっているのかも。

  • <進路は地球外!教育系の雑誌を威勢よく飾ったキラキラSF小説☆>

     宇宙に家出して、彼と火星の探偵社で働き出す! もとは地球の財閥令嬢だった(!?)森村あゆみの冒険的な生き方を、ときめく文章で綴ったSF小説☆
     かつて手にしたコバルト文庫の装丁も素敵だったけれど、新装完全版もキラキラした可愛さがあふれてる☆

     表題作『星へ行く船』の初出は1980年、学研の月刊『高一コース』誌上だったとか。これほど心躍る連載をリアルタイムで追いかけた方々が、心底うらやましい。
     誰かに敷かれたレールを走るだけの人生なんて嫌だ、自分の力で何かをしたい! と大胆かつ軽やかにサバイブする主人公は、ああ高校一年生(当時)にどれほど希望を与えただろう。威勢のいい啖呵もエネルギーをくれる。
     進路が地球外という、思いきった物語が教育系の雑誌を飾ったのね……想像すると、ワクワクを超えたゾクゾクで鳥肌が立つ。

     本作に熱狂した理由のひとつが、女の子の饒舌調の文体。友達が話しかけてくるみたいな調子だ。新井素子が生み出した“最幸ヒロイン”森村あゆみは、火星にたどりつくレベルで行動力を爆発させるキャラクター、にもかかわらず、圧倒的に近い。ぐんぐん近づいて、入りこんでくる。もはや完全に同化して「あたし、森村あゆみ!」と思いこんで読書した。

     いつか読み返す日まで、と、文庫本を本棚に眠らせてある。しかし、女子の言葉遣いは流行を反映しやすい。きらめいていた未来のイメージが、再読したら古びて見えないかという点は気がかりだった。
     と思ってたら、2016年、時を超えて出版芸術社にてアップデート。全体にかなり手を加えられ、既読でもなつかしさと新しさの混じった星船で旅立てる✧

     シリーズ最愛の作品は、本書収録の短編『雨の降る星 遠い夢』から動かない(長編で大好きなのは、次作『通りすがりのレイディ』)。新米調査員あゆみが、厄介な案件で現場へむかう。後期の安定感や冗談っぽいムードと違い、危険と幻想の色に痺れる。

  • 面白かった!!
    コバルト文庫版が懐かしい。けど、SFに興味がなくて読んでこなかったシリーズ。
    新版おしゃれでかわいい。

    23世紀。ひとりの少年が、地球から、宇宙へ家出するところからはじまるお話。

    以下、ネタバレ。


    あゆみちゃんがあまりにも青くて若くて、太一郎がいいやつすぎて、さすがコバルト文庫。ありがとうわたしの青春。
    あゆみちゃんの出自な〜〜!実は特権階級のお嬢様とか最高のやつ。そして頭もいい。

    人に情を訴えてくるきりん草の話がとても、エモくてよかった。
    火星では捨て猫なんていない、そんな未来が本当にくるといいよね。

  • 私は、いい年したオッサンだかヤングアダルト、ライトノベル、ジュブナイルもよく読む。新井素子さんの星へ行く船を読み、ラノベって面白いなとあらためて感じる。

  • 母親から引き受けた本。小学生をこの本と共に過ごしたので思い入れが強い。太一郎さんがかっこ良い、あゆみちゃんよりもレイディとのラブ希望だった。何はともあれ、新井素子の文体は良い意味で小説っぽくなくて読みやすい。素子ワールドに引き込まれる。

  • 本作を最初に読んだのは約30年前のこと。それ以来、ストーリーは忘れていたけれど、作品の存在は覚えていた。印象に残っているのは、主人公の森村あゆみのキャラクタだ。快活で女の子らしくて、もしかすると当時の私の理想の女性だったのかもしれない。当時の私にとっても、森村あゆみは歳上のお姉さん。今となっては娘(いないけど)に近い年頃である。森村あゆみの印象は変わらないが、自分の視点が変わったことで、より深く作品を味わえた。思い出話になってしまった。ついでに話してしまうと、30年分前の本作はコバルト文庫から出ていた。今でいうところのライトノベルのレーベルだ。当時はコバルト文庫を読み漁っていたなあ。その中でもこのシリーズは印象に残っている。なお、本書には書き下ろしの短編とあと書きが追加されている。

  • 高校生の頃に読んで以来だったけど、今読んでもかなりハマる。昔読んだときはあまり気にしてなかったけど、太一郎さんてかなり背が低いんだなぁということにびっくりした…でも、やっぱりかっこいい!そして名言多い。思えば私のSF好きとラブコメ好きはここが原点かもしれない。

  • 今では当たり前の、主人公のお喋りで地の文が構成されている小説の嚆矢は『星へ行く船』だと思います。

    私は図書館にあったのを読んだの…中学かな。面白いよと年上のお姉さんに勧められて初めて少女小説を読んだのがこれ。

    コバルト版でしたから『ロマンチックSF』って添え書きがタイトルにありました。当時は、あゆみの、ショパン聞いて、云々のくだりに、わかるなーって…。

    優しく読みやすく、ドキドキする。
    なんて通り一遍の感想で夢中になりました。

    でもいま読むと、そんなに甘ったるいお話ではなく。

    地球に住むのが特権の未来。
    富裕層の令嬢、森村あゆみは、政略結婚がいやで、短大を出てすぐおよめさん…なんてと、宇宙に家出を。ところが一人で使えるはずの個室には、密航者の男性が二人。どうも彼らもわけありで…という導入。

    レイモンド・チャンドラーが出てくる通り、このお話は、少女版のソフトな、しかし、かっちりした探偵小説でSFなのです。

    相当いっぱい本を読んで、習作もなさった、その後に書かれた、若い感性が生んだ、ティーンから大人まで惹きつける作品だと今ならわかります。

    太一郎さんは、今時の少女小説のヒーローより、相当鋭い…冷たさや理知的なとこも隠してない…ちょろくない男性ですし。

    出版当時の細かい日常性のディティールが、作品にリアリティをもたせているのと対象的に、SFとしてこだわっている描写や作者なりの設定ルールはきちんと書かれているので、読者は、つい日常の延長みたいに気軽に読んでしまう世界も、SFの中で起きている『事件』なんだと知らされます。

    その匙加減が、やはり少女小説だけあって、とても品よくソフトで。ハッピーエンドですけど、これはきっちりハードボイルドSF。

    少女でも、舞台が宇宙でも…。
    それが成立するところがファンタジーなのです。

    ちなみに私、これ読み返してロバート・B・パーカーの『初秋』を思い出しました。

  • "「だけど!」
    あたし、大声をだす。どん、なんて砂をたたいて。
    「だけどね!今帰ったら、あたし絶対後悔する!これじゃあたし、まるっきり負け犬だわ。夢が破れて泣いて帰るなんて」
    「実際負け犬なんだから仕方ねえだろ!」
    太一郎さんも、あたしにつられて大声をだす。
    「あんたの夢は破れたんだろうが!」
    「何の為に手があるのよ!」
    「手?」
    「夢が破れたら、それをつくろう為に、手があるんじゃないの!」
    「……そんな理屈初めて聞いた」
    「うん、あたしも初めて言った。とにかくあたし、もう一回やり直してみるわ。リターンマッチよ」
    「あんたねえ」"[p.138]

  •  中学生の頃、コバルト文庫でシリーズ全巻持っていた。
    新井素子さん、久美沙織さん、氷室冴子さん。
    このお三方の本で、当時の私が出来ていたと言ってもいいくらい。
    あれからもう、随分経ったなぁ。

     まぁとにかく懐かしい!
    でも、あれ?!こんな感じだった?とも思う。
    独特の口語な文体に今の私は馴染めるだろうか、話の流れは覚えているだろうか。
    その辺は全く問題無く・・・むしろ読みやすかった。
    確かに時代を感じさせる箇所は、ちょいちょいある。
    でもそれすらも「懐かしい」の一言に尽きるし、ストーリーも読み始めると、あ、私この先知ってる!と、わくわくしながら楽しく読めた。
    シリーズの序章にあたる本なので、この本だけではまだこのシリーズの面白さはわかりにくいと思う。
     私のように、昔読んでた世代が懐かしいと楽しむのも良いけれど、初見の人も是非、シリーズ全巻読み進めて欲しいな、と思う。

  • [図書館]
    読了:2016/11/5

    あぁ…1981年だなぁ、と感じたところ。

    女性本人が、「お茶は女性が入れるもの」と思っていたり、
    男性がタバコを吸うのは当たり前、
    宇宙にまで定期的に行ける技術がありながらドアモニタがない(ために敵の侵入を何度も許す)
    盗聴器音声を録音する「テープを入れ替える」


    あぁ…コバルトだなぁ…と感じたところ。
    無知のど素人の小娘であるところの主人公に対して都合よく紳士的な周りの方々。
    暗殺者なのに口調が軽い。「君はこの中でただ一人、まったくの部外者じゃなかったっけ。
    銃の撃ち合いする場面なのに描写に緊迫感が皆無。

    新井素子という作家さんを「少女向けSFの大家」みたいな感じで認識していたので、もっと舞台設定やストーリーなどガチガチの本格派なのかと思ってた。むちゃくちゃ軽かった…。

    でも面白かった。ほぼ一度も本を置かずに一気に読みきるくらいには。最終章の主人公の決意も共感のできるものであった。あと、この本まるまる一冊「星へ行く船」だと思ってたので、あそこで「大団円」と記述されてすごくびっくりした。

    「雨の降る星 遠い夢」の最後の方、「そして、人間ってのは、誰かを犠牲にして勝つより、戦わずして悲劇の主人公演ずる方が楽な精神構造してる。確かに。」というのが自分にはずしっと来た。

  •  うわああああああぁ懐かしい~!
     ハイどーも、新井素子リアルタイムな元文学少女です!
     中学ん時、担任の先生に、
    「お前な……せっかく読書好きなんだから、新井素子ばっかり読んでんじゃねえよ」
    と呆れ気味に言われちゃったくらい、大好きだったんだっっっ!(ミステリも読んでたけど、やっぱ学校で話せるのって少女小説だったしねえ)
     コバルトで全部揃えたはずだけど、実家に残ってるかなあ~?

     ところで、今回のは決定版! だそーで、素子さん、ずいぶん直したそうです(あとがきにあります)。
     おかげですっごーく読みやすくなってる!
     コバルト版の「クセ」「誤字脱字」「若者言葉(昔の)」に辟易した方も、今回の新版シリーズは大丈夫かもしれないよ-。

  • 阪南大学図書館蔵書検索OPACで貸出状況や所在を確認↓
    https://opac-lime.hannan-u.ac.jp/opac/volume/723378

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  • 今まであまり本を読まない私ですが、図書館でたまたま気になり手に取った一作でした。

    まずこの小説は宇宙がテーマになっている作品です。
    惑星に人間が住め、地球に住んでいた主人公がある出来事をきっかけに家出をし違う惑星に行くところからストーリーがはじまります。←設定は個人的に好きでした(笑)

    最初の章ではあまり惹かれずに本の世界の説明や主人公の説明など淡々とストーリーが進んでいきました。そして、初めの出来事では殺し屋や万事屋などの戦闘シーンがありファンタジーアクション作品なのかと思ったが、1/3あたりから主人公が推理し始めミステリーっぽくなりました。
    個人的にミステリー系が好きなため、物語に惹かれていきました。

    2章以降は1章とは話がガラッと変わり主人公の心情の変化や成長など様々な変化があり良い意味で物語に引き込まれました。

    この作品がシリーズ物みたいなので早く続きが読みたくなりました。
    初めはあまり惹かれなかった点を含め星4つにしました。

  • 小学生の頃初めて読んだ長編少女小説だったと思う。やっぱり思い入れあるのよね。

  • タイトルは知っていたのだけど図書館で目について今さらながら読む

    初出は37年前だけどかなり手直しされていて、宇宙が舞台のSFだけど、どことなく昭和の面影は残っているけれど違和感なく読めた

    主人公のあゆみちゃん財閥令嬢だけど転んでもただじゃ起きない子だし、突拍子もないことしてびっくりするけどまっすぐでまぶしいなぁ

  • ある理由で家出をした、あゆみちゃん。行き先は火星! 完璧な家出計画だったはずが、めんどうな事件に巻き込まれてしまいます。テンポよく読めるのでSF初心者さんにオススメです。一緒に火星まで行ってみよう~!
    (YA担当/95line)令和2年10月の特集「おうちで冒険!」

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著者プロフィール

1977年「わたしの中の・・・・・・」が奇想天外新人賞佳作に入賞し、デビュー。以後『いつか猫になる日まで』『結婚物語』『ひとめあなたに・・・』『おしまいの日』などを発表。1999年に発表した『チグリスとユーフラテス』が第20回日本SF大賞を受賞。

「2022年 『絶対猫から動かない 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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