星へ行く船シリーズ2通りすがりのレイディ

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  • 出版芸術社
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レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882934929

感想・レビュー・書評

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  • すでにレイディどころか、という年になりましたが、レイディかっこい!ほれてまうあゆみちゃんの気持ちもわかる……が、太一郎さんのきもちもわかる(笑)。この巻と次の巻の、女の子たちのかっこよさといったら、すさまじいです。

  •  レイディの命を狙う組織、というのは今後の展開に大きく絡んでくるのかな?気になります。気になりますが…このレイディと主人公・あゆみとの不思議な三角関係?が最大の読みどころ。素敵な年上の女性に憧れる気持ちはワカルな~と思いつつ読み進めましたし、レイディが妹のようにあゆみに気持ちを寄せているのもワカルな~、と両方の魅力を堪能致しました。 
     
     太一郎さんは果報者ですな。

  • コバルト文庫版で読んで以来、シリーズで最も記憶に残っている作品。といってもストーリーを覚えているわけではない。“レイディ”という単語が頭に残っているのだ。本書では省かれていたが、自分の中では、森村あゆみの「“レディ”というより“レイディ”と呼ぶのが相応しい」という感じのフレーズを覚えていて(30年も!)、それが格好いいと思い続けていたのだ。コバルト文庫版を読んで以来、私は“レディファースト”とは言わない。“レイディファースト”と発音することにしている。さて、本作は冒険SF要素も強くなり、一言で感想を述べるなら、“面白い!面白い!面白い!”だ。これ以下の感想は書けない。

  • 表紙のイラストが神木隆之介さんに似ている気がする。

    ファンタジーだからこれでいいのかな。

  • 星へ行く船シリーズ第二巻

    火星でのトラブルエージェント業も少しずつ
    板についてきたあゆみ。

    微妙な関係の太一郎とも、少しづつ進展…。
    そんなある日、彼の家の前で襲われた美女は
    彼のかつての妻らしく、不可解な依頼をあゆみ
    に託してきた…。

    人類の進化と、疎かにされる生命。
    その価値は…というのは、古典的なSFの
    登場から、ずっと変わらぬ大事な命題ですが
    この小説に出てくる事件も、実はそれをヘビー
    に描いています。

    ただ、軽く柔らかな語り口と登場する人物の魅力で
    それほど凄惨な印象を与えずに読ませます。

    なんて、ちょっとお堅い書き出しですが…。
    扱うプロットはこのシリーズ、相変わらず
    正統派です。

    ただ、本当の魅力は、この本の主役
    木谷真樹子―レイディ。
    もとの太一郎さんの奥様。
    最高にいい女なのです。

    そして、彼女に精一杯の愛情と憧れを捧げて
    二人の復縁を…と恋に目を閉じて願うあゆみの
    いじらしさとパワーが読みどころ。

    太一郎も出番は少ないのですが、ほろ苦く
    気障でほんとうにいい男。

    レイディと彼のロマンスが、どんなに
    熱く激しかったか…予想つきすぎて
    あゆみちゃん目線の読者は、胸が痛いです。

    それだけに

    「こいつ!よくも…俺のあゆみに」

    という言葉に、ドキッとするのですけども。

    今回はかなり加筆されていて、いかにこの
    お話の陰謀がシリアスなものかよくわかります。
    レイディの印象も、ただのいい女というより
    ぐっと大人度が上がっていて、小説としては
    こっちの方が読み応えがありますね。

    次のお話も楽しみです。

    スピンオフの主人公はあゆみの同期入社。
    中谷くんですが、はい。
    こんなにあゆみの事、好きだったんですね。

    解ってましたけど、こうストレートに言われると。
    くすすす…彼にもいいひと、出来たらいいですね。


    それから…フレーズに引用した後の場面。
    159ページ。

    字数制限でフレーズのところには
    入り切らなかったので…こちらに引用を。
    他の方も挙げておいでですのでやはり印象的なのね。

    この言葉の後、あゆみは、守られる可愛い
    いいところのお嬢さんから、本当の女性への
    一歩を踏み出したのだと思います。


    あたし…レイディ、好きよ。本当に……好きよ。あの人を守ってあげたいと思った。だとしたら…。
    あたしだって、後悔は、絶対したくない。楽な道をいきたいのは確かだけどーでも、それ以上に、後悔をしたくない。
    「あゆみ!!」
    電話口で絶叫している太一郎さんにウインク一つ。
    「大丈夫。あたし、ぜえったい、死んだりしない」
    目を閉じる。いつかのー火星の夜景を背に微笑んだレイディを思い出して。そうよ。
    「誰が…誰が、従容として運命に従ってやるもんですか」
    「あゆみ!!」
    叫ぶ太一郎さんの顔、ちょっと眺めて。あたしは、電話を、切った

  • 完全版

    嬉しい書き下ろしは「中谷広明の決意」

  • "あたし……レイディ、好きよ。本当に……好きよ。あの人を守ってあげたいと思った。だとしたら……。
    あたしだって、後悔は、絶対したくない。楽な道をいきたいのは確かだけどーーでも、それ以上に、後悔をしたくない。
    「あゆみ!!」
    電話口で絶叫している太一郎さんにウインク一つ。
    「大丈夫。あたし、ぜえったい、死んだりしない」
    目を閉じる。いつかのーー火星の夜景を背に微笑んだレイディを思い出して。そうよ。
    「誰が……誰が、従容として運命に従ってやるもんですか」
    「あゆみ!!」
    叫ぶ太一郎さんの顔、ちょっと眺めて。あたしは、電話を、切った。"[p.150]

  • この本はタイトルは鮮烈に憶えていました。発音としては正しいんだけど、文章で「レイディ」と書いている例はあまりないですよね。
    このお話は事件の大きさと隠蔽工作の徹底ぶりが印象的ですが、その割に現れる殺し屋がいまいち間抜けなところにちぐはぐ感があります。まぁ完璧な殺し屋が出てくるとあゆみちゃんが活躍てきないってものありますが。
    これはレイディの話ですけど、あゆきちゃん暴走編でもありますね。

  • コバルト文庫(オリジナル)の「星へ行く船」シリーズのリメイク版。
    作者自身が内容を見直し、オリジナルを違和感ないように修正をし、さらにスピンオフ小説も新たに加筆。
    ただ残念なのは、オリジナルにあった挿絵がこのリメイク版では、なくなっています。

  • いやぁ、懐かしい。
    そうそう、こういうのもあったよねという…。
    最後の短編も、なんかいいです。

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著者プロフィール

一九六〇年東京生まれ。立教大学独文科卒業。高校時代に書いた『あたしの中の……』が第一回奇想天外SF新人賞佳作を受賞し、デビュー。一九八一年『グリーン・レクイエム』で、八二年『チグリスとユーフラテス』で日本SF大賞を受賞した。他の作品に『……絶句』『もいちどあなたにあいたいな』『イン・ザ・ヘブン』『銀婚式物語『未来へ……』等多数。趣味は碁。日本棋院の「囲碁大使」を務める。

「2018年 『素子の碁 サルスベリがとまらない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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