- 本 ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784882935421
作品紹介・あらすじ
一日の終わり、あたたかな布団にくるまり、いざ眠りにつこうとすると――昼間の誰かの言葉を思い出して傷ついたり、不穏なニュースにざわついたり、わけもなく心細くなったり……。そんな、眠れない夜を過ごしているあなたに、著者なりの心の刺のぬきかたをお教えしましょう。1編を読み終えるころには……ほら、だんだん明日が楽しみになってきたでしょう? 今夜の気分でお好きな項目からどうぞ。繊細なあなたの心に、森の中からお届けする、深夜ラジオのようなエッセイ集です。
感想・レビュー・書評
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小手鞠さんの本、初めて読みました。
すーっとやわらかく沁み込んできて、心地よい言葉と内容でした。
夜な夜な読んでいたので、素直に「おやすみなさい」と眠ってしまい、読み終えるのに日数を要しました。
私は季節の花を見るのが好きなので、終盤の、お花に関するお話は、より興味深く読みました。なずなの詩も素敵でした。小手鞠さんのほかの本も読んでみたくなりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2022/9/11読了。
「25才のクリスマスケーキ」
同じ世代を生きてきたので、沢山共感できた。
「嫌いな人は嫌いなままでいい」
ストンと胸に染みて、ほっとした。
ウッドストックの森の美しい景色や、リスや鹿達の話も、癒やされた。 -
少しずつゆっくり読みました。
不安や、さみしさで何となく眠れない夜に読みたくなるような1冊です。
◎お気に入りの言葉たち
ネガティブな嫉妬を、ポジティブな嫉妬に変換するのです。「くよくよ・うじうじ」を「もりもり・ばりばり」に変えるのです。
あこがれの気持ちもまた、負けず嫌いとは違った意味で、あなたにがんばる力を与えてくれます。
身の丈を知った上で、楽しく暮らしていくことが、一番。
許せないというネガティブな思いを「がんばろう」というポジティブな力に変えていくのです。
許せない、でも責めない、次回はがんばる、そんな自分が好き。
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寝る前に読むと静かな気持ちで、でも温かい気持ちで寝れました。
旦那さんが亡くなったご友人の話ではずっと泣いていた。
大切な人をなくしてもそうやって考えて生きていけたら、素敵だなと思った。 -
エッセイ、良いと思います。
この本は新しいことに気づかせてくれるというよりは、読んでて、そうだよね~そう思う、と同意する内容が多い。
だから、読んでて気持ちいいけれど、それ以上のものはない。
寝る前にベッドサイドにおいといて、一話ぼーっと読んで、本閉じて寝る、というのには毒がなくて良い。
すみません、図書館からたくさん借りてきて、読んでみてとてつもなく感動したり有用な本であると確認しないと買わない主義なので、作者さんには申し訳ないけれど、この感想は本にお金を払った人間でない人間が書いたものと言うことになります。
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小手鞠るいさん小説は何作品か読んできましたがエッセイは初めて。
小手鞠さんの語り口ってこんな感じなのか、と当たり前だけど小説とは違っているのが印象的でした。
「黒熊新聞を読もう」のニュース断捨離、「愛してくれてありがとう」、「友だちは、少なくていい」、「過去を味方につけて」のお話は私にもしっくりきました。私も家族であってもどうしても好きになれない人がいたからそんな自分はダメなのかなと悩んでいた時期もあったので、「愛してくれてありがとう」のところの小手鞠さんの言葉にこんな自分でもいいんだなと思えました。
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仏様のような言葉。
お坊さんの著書を読まれている、と本書内で語っていたが、
影響を色濃く感じる。
決して平坦ではない道を歩みながら、旦那様に支えられ、受け取るものを選べるようになった境地。 -
自分を肯定し、美しく生きること。
生き方のヒントがたくさんありました。 -
想像していたような話とはまた違う良さがあった。
自分を大切にすること。自分の好きなことをすること。先の不安ではなく今を見ることの大切さを感じた。自然の写真や詩などが話の間に入っていたのも新鮮な気持ちで見られて楽しかった。 -
この作家さんの他の本を読みたくなった
著者プロフィール
小手鞠るいの作品





