いばらの檻 (ショコラノベルス・ハイパー)

著者 :
制作 : 甲田 イリヤ 
  • 心交社
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本棚登録 : 23
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883026555

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  •  大学で助手をしている嶋田智春は、同居し、養子縁組までしていた恋人である本庄省一郎を彼の元妻と一緒に交通事故で失ってしまう。
     その後、悲しみで打ちひしがれた智春は、残された本庄の息子である和人と省一郎の後を継いで研究を続けていくために、省一郎の書斎にあるものをいつでも見せてもらえること、を条件に和人と同居し始めた。
     和人も智春のことを慕い、最初のうちはうまくいっていたのだが、一緒に暮らし始めて2ヶ月が経った頃、我慢出来ずについしてしまった自慰行為の最中に、省一郎の名前を呼んだところを和人に見られて、省一郎との関係を和人に知られてしまう。
     そして、父親である省一郎との関係を責める和人に智春はそのまま抱かれてしまう。

     その後も、省一郎が書斎に残した書物を人質に、智春は和人と暮らす家に縛り付けられ、繰り返し与えられる圧倒的な暴力と味わったことのない快感に、なすすべなく智春は支配されていくのだった……という話ですが。

     かなりえげつないものです。
     本当は、読めばすぐわかるとおり、和人は智春のことが大好きで、想いが通じない悲しみと、父親に対する嫉妬から、智春に乱暴を働いてしまうのですが、それにしても、かなりの暴力と凌辱です。
     顔を水につけて、溺れるぎりぎりまでしてみたり、殴ったり、叩いたり……
     もちろん、和人は智春の事が好きなので、決定打はうちませんが、逃げれない智春としてはすごく怖いだろうなー……と思いますが、人は暴力に晒されるときっと智春みたいな行動しか、とれなくなるとは思います。そういう意味では、智春がかわいそう……。
     本当は、そうだとわかった時点で、和人が思いとどまってくれるとよかったんですが、それは若さとそれだけの思ってきた期間の長さから、そういうわけにもいかなかったんだろうな……と、思います。

     凌辱系が好きな人には面白いと思います。
     最後は、智春も徐々にほだされて、ハッピーエンドになります。

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