成り立ちで知る漢字のおもしろ世界 動物・植物編: 白川静著「字統」「字通」準拠

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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883194315

作品紹介・あらすじ

漢字の意味と成り立ち、そのつながり・仕組みを、読んで、見て、理解する。

感想・レビュー・書評

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  • 【分類番号】14-54
    【保管場所】本社工場

  • 白川靜著『字統』『字源』準拠〜動物編から・・・月は「つき」の意味と「神への供物」という意味を持つ・・・供物は犠牲であり,牛や羊や犬も神に供された。牡は四つ足のケモノを云い,雄は隹がついているから鳥の類。鳥は大物を云い,隹は小鳥を指す。木に小鳥が集まっている様が「集」という字。鳥占いを盛んにやったことが窺える。能は分解不可能な字で,もともとは「やどかり」(自分で殻を持たない「できる」奴)。官は神を祀るための乾し肉を供えるための駐屯地の建物。植物編から・・・「朝」という字は〜草原から日が昇り西の空を見上げると月が残っている状態を表す。莫は日の入りで「なくす」「かくす」の意味を持つ・・・土で隠す場合は墓という字になる。秀は稲の花の形。季と年は同じ意味を持ち,祭祀権を持つ意味で,女がそれを行うと委という字になる〜自分の推測については「だぶん」「だろうと思う」と厳明を避け,白川先生の説は全面支持。同じ漢字が何度も説明されているのは何故だろう? 聞いたことのない出版社なのだが,自費出版と云うこともなかろう。まあ・・憶えきれないが,面白い。次があるか?

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著者プロフィール

漢字研究家、教育実践者。1926年、山形県生まれ。 1947年から91年まで、長く教職にたずさわる。 60年代より、研究者と教師の共同研究をもとに、「漢字」「かな文字」学習の体系化をはじめとする実践的方法論を探究。つねに子どものまえに立ち、多くの教材を創案してきた。 80年代後半より白川文字学に学び、また直接教えを受け、通時性をもつ豊かな漢字の世界を伝えるために研究をつづける。教師や親のための講座などでも活躍中。 著書に『成り立ちで知る 漢字のおもしろ世界』全7巻(スリーエーネットワーク)、『漢字なりたちブック』シリーズ、『あいうえおあそび』上下巻、「漢字がたのしくなる本」全シリーズ(共著)、『漢字はみんな、カルタで学べる』(以上、小社刊)などがある。

「2019年 『漢字なりたちブック[改訂版]全7巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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