サードカルチャーキッズ 多文化の間で生きる子どもたち (クロスカルチャーライブラリー)

制作 : 長崎訓子  嘉納もも  日部八重子 
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本棚登録 : 48
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883195268

作品紹介・あらすじ

サードカルチャーキッズとは?両親の生まれた国の文化を第一文化、現在生活している国の文化を第二文化とし、この2つの文化の間で、特定の文化に属することなく独自の生活文化を創造していく子どもたちのことをいう。

感想・レビュー・書評

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  • 子供時代×(異文化体験+移動生活)=Third Culture Kids と定義できるようだ。

    TCKの特徴をいろいろ挙げているが、異国文化を知っているが自国文化に無知なところがある、など両論併記&総花な感じである。まあTCKである以前に普通の人間であると言っているとおりで、TCKをひとくくりにはできなさそうだ。ただ、様々なケースを引いているので、実践的な関心を持って読めばいろいろとヒントもあるかもしれない。

    行き先の国だけでなく、親の所属する組織の影響も受けやすい。

    帰国してから自国文化への溶け込みに困難を経験する場合が多いことには要注意。

    悲嘆は否定するのでなく受容しないと将来にわたって解決されないと。

    アイデンティティが混乱してどの国の文化にも心底からなじみにくいTCKも、TCK同士で意気投合するというのは、少々話を割り引いたほうが良い気もするが面白い。

  • 夫に思い当たるところがたくさん。子どもの成長にとって一貫した変わらない環境がいかに大事かわかる。環境の変化の中で成長してきたことを強みにできるTCKとそうでないTCKがいることがわかった。次の環境に移るときも、今持っている感情をおざなりにしないで感じきって別れの儀式をきちんとしなきゃいけないのだな。

  • 「サードカルチャーキッズ(TCK)」とは、両親の生まれた国の文化を第一文化、現在生活している国の文化を第二文化とし、この二つの文化のはざまで特定の文化に属することなく独自の生活文化を創造していく子どもたち、のこと。 文庫の子どもたちは、いろいろなバックグラウンドを持っています。その中で成長するということがどういうことなのか、をきちんと理解し、対処、支援していくことが大切だということが文章でわかる一冊です。(運営 海保)http://www.3a-cocoro.com/category/1427652.html
    NL70号2011年6月発行

  • 帰国子女ってひとまとめにして、英語ぺらぺらでうらやましいとか思っちゃうけど、彼らの苦労や疎外感、どこにも所属できないさみしさとか、裏にはいろいろあるんだな。これからの世界ではこんな生活を送る人がもっと増えるだろう。たくさんのTCKが生まれて珍しいものではなくなっても、やっぱり苦しいものは苦しいのだろうか。それともだんだんと認知されていくのだろうか。

  • サードカルチャーキッズの現状や利点・難点、適切な関わり方について包括的に記述されていた。
    理論を持ち込むと同時にTCK/ATCKの語りがそのまま書かれているところもあり、語りの引用は気持ち・考えを理解するのにとても役立った。
    彼らには多種多様なバックグラウンドがあるから人くくりにはできないというのも事実ですが、ある程度の共通点、パターンもあるみたい。それを体系化された状態で理解できた。
    ちょいちょい出てくる「グローバルノマド」という活動団体にも興味を持った。
    とにかくたくさんメモしました。ありがとうございます。

  • これ、国内でも起こることなんじゃないのかなー。
    私は帰国子女じゃないけど、結構わかる部分があった。
    子どもは大人の都合で移動しなくちゃいけないから、選択の余地はないし。

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