新しい日本語学入門 ことばのしくみを考える 第2版

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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883195893

感想・レビュー・書評

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  • 【日本語の特性(の一部)】

    外国語でも自然の音でも五十音(ひらがな、カタカナ)に基づいて発音さえすればすぐに日本語になってしまう(ただし、相手に通じない場合もある)。英語と違い、擬声語をわざわざ辞書で確認する必要がほとんどない。

    ギブアンドテイクのリレーションにおけるポジションに関するインフォメーションをエクスプレッションにインクルードしやすい。例えば、「してもらう」、「してあげる」といった表現。

    英語の冠詞+名詞の語形変化に相当する仕組みがないため、名詞における集合と要素の関係が曖昧なまま表現できてしまう。この特性を悪用した印象操作が横行しやすい。例えば、「海外のメディアでは~と報道されています。」といった表現。報道しているのがたった一社の零細海外メディアでも嘘にはならない。英語の冠詞+名詞の語形変化が担っている情報は日本語でも十分表現できる。例えば、「~の一つ」、「~の一部」といった表現。


    【英語の現在完了形と意味・ニュアンスの重複度が高い日本語のアスペクト等の表現(の一部)】(仮説?)

    ~したばかりだ

    ~したところだ

    ~したきりだ

    ~したままだ

    ~したことがある

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