イヤな仕事もニッコリやれる陽明学―眠っている能力を引き出す極意

著者 :
  • 三五館
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883204304

感想・レビュー・書評

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  •  「陽明学」ってあんま知らないんだけど、日本で陽明学の祖とされる「中江藤樹」の場所がわりと近くにあって気にはなっていた。

     「陽明学」は日本にとりいれられる際に、禅や仏教と混交しているような印象でした。たぶん、肝である「知合一致」の教えには神秘主義的な要素があるのではないかと。
     
     「陽明学」とはこういうもんです!とはっきり書いてあるというより、シュタイナーやゲーテ、麻雀20年無敗の桜井さんやら、イエローハットの会長さんやら、武術の甲野さんがでてきてすそ野が広くておもしろかった。

  • タイトルあんまり関係ないが面白い。

  • 「知行同一」という言葉が陽明学にはあります。
    知識を得る、ということと、行動を起こす、ということを
    分けて考えてはいけない、という教えですね。
    具体的に、「知行同一」を実践されている方の例として、
    20年間麻雀不敗の桜井章一さんや、イエローハットの元社長
    鍵山秀三郎さんの事例が紹介されています。
    日常生活がキチッとしていないヤツはダメ!との趣旨です。
    イタタ。。。

  • 明の王陽明に始まり、日本では江戸時代に発展した陽明学。
    逆境に苦悶する人たちにとって有効。おそらくこの理由で、この本のタイトルはサラリーマン向けの陽明学入門書のような雰囲気になっている。
    ゲーテ・ルドルフシュタイナー・中江藤樹・山田方谷・河井継之助・桜井章一・鍵山秀三郎・伊達順之助・甲野善紀、韓氏意挙を挙げながら陽明学との関連を綴っていく。

    ●「知行合一」とは、知と行はもともとひとつであるということ。
    行に当たる実体が存在するからこそ、我々はそれと同時に知る事ができる。つまりその源は一つである。
    ●「万物一体」とは、この世のものはどれも皆つながっている。一体だという意味。

  • 「知行合一」の意味がわかりかけてきた。無意識下で行動できるまで極めること、なのだと思う。やろうと思ってからやるのではなく、身体が自然と動き出して、ひたすらに行動している状態。そういう状態を知行合一と言う。

    「良知」についても少し理解できた。例えば、電車の中で、おなかの大きい人が入ってきても、席を譲れなかった経験などがある。このとき、大きな罪悪感を抱くのだけれども、そこにこそ「良知」がある、という。少しでもそう感じたら、次は行動すればいい。

    何となく、前向きになれるじゃないか。

    林田先生のブログ⇒http://blog.livedoor.jp/akio_hayashida/

  • 2010/11/02

  • 前半、正直なんだか分かりませんでしたが、、、

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著者プロフィール

陽明学研究家、 ノンフィクション作家。 1952年、 長崎県島原市生まれ。
実践哲学としての王陽明の思想と、 日本の禅、 ゲーテやR・シュタイナーらの思想とを比較融合させた独自の視点による研究で知られる。 その研究成果を94年に 『真説 「陽明学」 入門』 (第一版) として上梓。 以降、 陽明学的な生き方を貫く良師・良書との出会いを糧に、 現代人向けの活きたテキストを数多く手がけている。
著書に 『真説 「伝習録」 入門』、 『財務の教科書』、 『雀鬼と陽明』、 『心が技術に勝った』、 『日本人らしい生き方』、 『陽明学と忠臣蔵』 『イヤな 「仕事」 もニッコリやれる陽明学』 など。 共著に 『「江戸しぐさ」 完全理解』 『少年少女のための 「江戸しぐさ」』 (越川禮子) がある。

「2010年 『山田方谷の思想を巡って』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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