法則の法則―成功は「引き寄せ」られるか

著者 :
  • 三五館
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883204359

感想・レビュー・書評

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  • この本の著者、一条さんというのは非常にたくさんの
    本を読んでいるようだ。物識りである。
    一種の雑学本とも言えるが、著者の本当に言いたいこと
    というのは最後の章でまとめられている。

    それと、カバーデザインもしゃれていて、個人的には
    好みである。

  • チェック項目5箇所。「法則」を知った者は、本当に仕事がうまくいき、成功して、愛を得て、幸せになれるのか? そんな「法則」の謎について考えたり、、調べたりしていたら、この本が生まれました、マーフィーの法則とかランチェスターの法則など個別の法則についてではなく、「法則」そのものについて書かれた、世界でもきわめて珍しい「法則」の本、それが本書です。トインビーいわく、最初のうまく反応し、それが文化的な「はずみ」を発生させると、文明は成長を続けていきます、文化的な「はずみ」とは、社会を平衡状態から不均衡な状態へと動かすものです、また、その不均衡そのものが新たな挑戦となります。一神教と多神教の違いを考える上で、おそらく自然に対する考え方が、欧米人と日本人では相反していることが重要な点であると、わたしは思います、欧米人は厳しい環境に囲まれているので、自然を対立するもの、征服する対象と見ますが、日本人は自然を生きる恵みを与えてくれるものとして見ました、そして、自然に感謝し、畏敬の念を抱き、これと調和し暮らしてきました。欲しいものを次々に与えられ続け、自らを宇宙の支配者と考えるようになった子どもは、あらゆる人間を自分の奴隷とみなします、そして自分は、命令しさせすれば、なんでもできると信じるのです。自分を人間であると規定してくれる存在とは、必ずしも神である必要はなく、普通は自分を産んだ親に求めるというのです。

  • フォトリーディング。長い事積読にしていた。結構面白そう。ただちょっと底が浅いかも。内容は、世に出回るあらゆる法則について著者が調べた感想を述べたもの。多くを扱っているゆえに一つ一つが浅くなるのは仕方がないが、私の知らない本についてなども載っているので期待できそう。

    高速リーディング。とても多くの事を扱っていて著者の発想&連想の流れもスムーズに展開する。しかしそこが浅く、「もっと知りたいのに」と思っているのに次々と話題が流れて行ってしまう感じ。多くの事をダイジェスト版で紹介する「法則関連事のパンフレット」のような本。

    読了。前半は精神世界や物理などの法則を扱い、後半からニューソートなどの話しも出てきて興味深かった。しかし私でも知っている仏教の話しを間違えていたり多少浅薄な感じも受けた。また話題が豊富だがコロコロとその方向が変わるのでなおさら底の浅さを感じて未消化の論理展開を感じた。特に後半以降からキリスト教についてのしたり顔的論理展開が鼻につき、最後はトマスの福音書を持ちだして色々と論じた挙句に「これは偽書とされている」などとようやく付け加え、聖典であるマルコの引用とトマスの引用を比べて、あたかもトマスにも正確な記述があるとでも言いたげな理論展開をしたので、不覚にも腹までたってしまった。

    恐らくこれは著者の知識偏重というある種の偶像崇拝の生み出した霊的な結果だと思う。すべて神につながらないところからは滅びしか生み出さない事の好例。

    星二つ。

  • 成功は引き寄せられるか?

    →自分を産んでくれた親に感謝することと、世のため人のために志を立てること

  • 法則本とうたっておりますが、どうやら流行の成功法則だけではなく
    ビジネス法則から歴史や自然、宗教の教えまで多岐に渡り
    たくさんの法則が紹介されています。

    どういうわけか法則と呼ばれる言葉には
    人を引き付ける効果があるような気がします。
    なので、どの法則も興味深く読むことができます。

    また読まれるとわかりますが、
    歴史上の意外な人物や大富豪、有名経営者が
    何らかの法則に人生の影響を受けているようです。

    巷では多くの法則本が溢れており食傷気味になりやすいので
    まずは、この本を読んで数ある法則の概要を知るのもいいかと思います。
    そういった意味では、法則本を読む前の法則本といったところです。

  • 宗教の「宗」の原義は「もとのもと」。

    人間とその他の動物を分かつものは「理性」を持ち、「個」で行動すること。

    動物は群れて行動し「種」のために命を張り、守る。「種」が存続すればそれでよし、ある意味単純。

    人間は自ら複雑なことに突き進んで、その複雑さから逃れるがために、法則を求めた・・・・と。

    みたいな感じだったかな。

  • 法則、なかでもいわゆる「成功法則」についての著者の考えを書いたもの。
    最初の方に法則には色々とあるというのを書き出し、解説。後半になって本の主題の「著者の成功法則への考え方」が書いてある内容、と読めました。

    最初の法則の紹介が私には長かった。そして、主題は短かったと感じました。ただ、著者がかなりの本を読んで書いている事だけはしっかりと伝わりました。

  • 『法則の法則』


    このタイトルでまず混乱しちゃいそうですが、なかなか面白い本。

    『○○○の法則』という本は巷に出ているんですが、それに対しての著者の考えなどを織り込みながら述べたもの。

    『鏡の法則』『マーフィーの法則』『引き寄せの法則』『20対80の法則』などなど・・・まだまだこの本の中ではたくさん紹介されます♪


    自分は様々な法則の成り立ちなどもなるほどなぁと思うところがあるのですが、後半で出てくる『引き寄せの法則』は『呪い』だという言葉にはとてもうなずけました!

    極端な言葉を使っていると思うけれど、この『呪い』ということで案外外してもいないなぁと思うし、『引き寄せの法則』自体はプラスもマイナスもなくとも、だから幸せになれない人も実際に多いのだと違った視点をもらえとても為になりました♪

    はやっているものが正しいとは限らないということに改めて気付かされた一冊です♪

  • 一般の成功法則と違う点は、かなり高いところから、人間の作り上げた法則を眺めている点。著者の思い入れもあるだろうが、「法則」についでもういっぺん考えてみる必要がありそうだ、と思わせる本。

  • 色々な法則を紹介している本。我田引水的な感じもしたが、それゆえの良さもある。法則に興味がある人はとっかかりとして読んでみたらいいと思う。

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著者プロフィール

1963年生まれ。作家、経営者、平成心学塾塾長。株式会社サンレー代表取締役社長。早稲田大学政治経済学部卒業後、大手広告代理店勤務を経て、大手冠婚葬祭会社サンレー入社。2001年より現職。全国冠婚葬祭互助会連盟会長。九州国際大学客員教授、京都大学こころの未来研究センター連携研究員、冠婚葬祭総合研究所客員研究員

「2015年 『満月交遊 ムーンサルトレター』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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