ブラバンキッズ・ラプソディー―野庭高校吹奏楽部と中澤忠雄の挑戦

著者 :
  • 三五館
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883204595

感想・レビュー・書評

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  • スクールウォーズのように熱いスポコンドラマのノンフィクション。まあ、いまならあり得ないようなところもチラホラ(約30年前なので致し方ないか...)。演奏の描写が淡泊すぎて臨場感がないけど、これ読んだ後に演奏動画見ると泣けます。

  • 野庭高校吹奏楽部といえば言わずと知れた吹奏楽名門校だった(現在は高校合併のためない)ところで、本書はその野庭高校吹奏楽部と指揮者の中澤忠雄氏の活動を追ったノンフィクション。
    先生の厳しい指導、それに答える生徒、悩み、苦しみ、そして頑張り、愛があってという、一言でいえば「青春のアツい物語」で、恥ずかしながら涙ぐみながら読んだ。
    「アルメニアン・ダンス」「エル・カミーノ・レアル」など野庭高校得意のリード作品が本書のなかには登場するが、野庭高校といえば88年全国大会の「春の猟犬」が素晴らしく、そしてこの物語にふさわしい音楽だと思うので、本書を読むなら一聴をおすすめする。
    http://www.youtube.com/watch?v=ha0RihzTTYs

  • 泣きました。
    高校生と指導者が本気で物事に取り組む姿って感動しますね。

  • 伝説になる前に取材したのは慧眼。

  • 野庭高校吹奏楽部と中澤忠雄氏の出合いから、1990年ごろまでの足跡を辿った書。(「仰げば尊し」というドラマのモデルにもなった。)

    毎日夜中まで中澤氏の部屋でミーティングを行う、規律行動訓練など、今同じことを行ったら間違いなく問題となることもある。いや、はっきり言って「ブラック」ではある。

    しかしながら、音楽・そして人間に対して一つ一つ真剣に向き合い、積み重ねた結果、多くの人の心を揺り動かした数々の名演が生まれたのだと、私は思っている。

    合宿時、癇癪を起こして中澤氏が帰ろうとした時に、バスの待合所まで走り続けて迎えに来た部長のエピソードが、忘れられない。

    ※なお、私は、この本の時代よりも、続編時代の演奏の方が印象深い。
     「アパラチアの春」「アルメニアンダンスパートⅠ」「くじゃく」そして「ベルキス」。どれも絶品です。
    (おそらく、「実演」に触れていることが大きな理由です。)

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  • 20年前に出版された書籍だったのですね。「ザ・昭和の青春」と思うほど熱い想いが込められている一冊でした。

  • (2016/8/18読了)
    「仰げば尊し」というタイトルで放映されているドラマの原作。でもドラマも見ていないので、内容は知らなかった。偶然、知人がこの本の当事者だと知り、話を聞いて興味が湧き、本も持ってるとのことなので借りてみた。
    著者の文章の書き方も構成も、とても読みやすい。そして曲名が出るたびに、その曲を検索、聞きながら読んだ。音楽の本はこういう楽しみ方も出来て良いよね。評価5はおまけ。4.5かな。
    ホントに小説のような…まるでドラマのようなことが、現実に起こるんだなぁ。何度も感動した!
    中澤先生の熱い思いが、生徒たちの人生への道標となっている。多感な時期に、こういう大人に出会えた生徒たちは幸せだと思う。
    私自身も吹奏楽経験者だけど、全く不真面目な生徒だったからなぁ(^_^;) 歳を重ね、今また音楽を始てる。今度はもっと楽しみたいと思う。

    (内容)
    音楽のほんとうの楽しさとすごさを知ったら、この子たちは、どんな顔で、どんな演奏をするだろう。それを見たい。それをこの子たちに教えてやりたい。―中澤の胸の奥でたぎるものがあった。ボロ負け高校吹奏楽部が一躍、「吹奏楽の甲子園」の頂点へ登りつめた!なぜだ?夢の舞台「12分間」へ一途だった涙と汗の青春ノンフィクション。普門館に伝説を生んだ“野庭サウンド”誕生の原点。

  • 2016_08_02-0077

  • 少し前の話しだったが、ノンフィクションの青春、いいな~ 2016.6.20

  • かつて無名の県立高等学校でありながら全国大会で金賞を受賞した野庭高等学校。地元で音楽教室を開いていた中澤を講師に、演奏の腕はもちろん、生徒の心を育てることで一つの音楽を生み出していきます。中澤の熱い心に生徒たちは答えようと練習に取り組み、三年間を吹奏楽部で過ごした卒業生が感じたことは「やってよかった」という満足感と達成感でした。

  • たまらなくおかしくて、懐かしい物語

  • 今住む同じ神奈川県の県立野庭高校の吹奏楽部のお話。
    ふとしたきっかけで本書を知り、熱いものを感じて読んでみました。
    中澤忠雄氏の熱い思いと、多感な時期の子供達の純粋な思いが心を温かくしてくれました。
    自分も大人からあーしろ、こーしろと言われたら反発してたなぁと思いつつ、自分の子供達にもこんな先生がいてくれたらなぁと感じました。
    子供の頃って不思議なもので、喧嘩しても翌日にはケロッとしてたり、泣き叫んで腹の中を吐き出すとスッキリして、ものすごくかけがえのない親友に生まれ変わったりするものです。
    大人としてはそういう子供達を広い心で見守りたいものですね。とは言え、自身の子育てという視点で言うと、我慢比べに負けちゃう事が多く、反省する事ばかりですが…
    続編もあるみたいなので、楽しみにしつつ、子育てに頑張ってる方、何となく熱くなれない方、今まさに青春真っ盛りの子供達にも読んでもらいたいと思い、レビューを書いてみた。

  • 4月に、クラの男子生徒から「ぜひ読んでください」と押しつけられた本。
    オケ出身の顧問に、少なからず不安(不満?)があるようだ・・・('_')

    5月の頭にほぼ読みきっていたのだが、終わり20ページほどを残してほったらかしになっていた。このたび読了。

    引用箇所は多々あるが、手帳に抜き書きした上にさらにそれをココに書くのはメンドウなので、書きませんw


    吹奏楽部の指導で役に立ちそうな記述が多数あった。顧問必読。

  • 吹奏楽ってやっぱり、部員同士いろいろあるけど、最後は一つになれる部活。

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