ジョブズ伝説

著者 :
  • 三五館
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本棚登録 : 83
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883205486

感想・レビュー・書評

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  • ●読むキッカケ
    ・マインドフルネスイベントに、著者が来るにあたり、
    折角なので著書を読もうと思った

    ●サマリー
    ・ジョブズの凄さは、プロダクトづくりに魂を込めていたこと、に尽きる様に思う
    ・その魂を込める際に、テクノロジーという手段に精通していたこと、
    そして自分の魂にアクセスする感度が高かったことが要因ではないかと思える

    ●ネクストアクション
    ・今度著者にあった際に疑問を解消する
     ー比類なき成果を残せたのは、何が他と違っていたのか?
     ージョブズをジョブズたらしめていたことは、上記2つで合っているのか?
     ー基準が逸脱していたことなのか、才能がずば抜けていたのか
    ・自分もプロダクトを作る際は、同じような基準で取り組めるようにする

    ●メモ
    ・特になし

  • 最初で最後でない自伝
    スティーブ・ジョブズがアップル社に復帰してから15年、キーノートをリアルタイムに聴いてきた私にとって、CEO退任発表直後にジョブズの業績を確認するためにジェイ・エリオット著「ジョブズ・ウェイ」を読み終わった直後に訃報の知らせ。しかし本書「スティーブ・ジョブズ」の印象はジョブズが語る「最初で最後の伝記」としてはどこか焦点がぼけているようにも感じます。数あるその他のジョブズ本をすべて読んでいないので分からないですが、少なくとも本書からはスティーブ・ジョブズという特異な人物の人間性というものが浮き出ていないようです。
    ウォルター・アイザックソンがスティーブ・ジョブズに自身の伝記を書かないかと言われたとき「どうして私に依頼したのか」を聞いたと本書「スティーブ・ジョブズ」の「はじめに」に書いてあります。それによれば、ジョブズは「話を聞き出すのが上手だろうと思ったからさ」と答えたといいます。アイザックソン自身もこのような答えが返ってくるとは思ってもみなかったと書いていますが、これはどういうことだろう。?アイザックソンならIT業界に関しては素人だし、ジョブズ自身を含むジョブズ側が提供する情報にもとづいた伝記を書かせることができる。すなわち思うがままの伝記を書くと判断したのではないか。ジョブズは自身の命が尽きる最後の最後まで計算づくでアイザックソンを選んだ。ジョブズは「何でも聞いてくれ」といったというがアイザックソンならジョブズの話しを表面的で、それ以上アップル社の将来の動向を詳しく書かずに、一般書として書くに違いないと考えたのだろう。
    その点では、高木利弘著「ジョブズ伝説」は、長年アップル社の動向やIT業界に詳しいというだけでなく、読み手がどのようにしたら喜ぶのか、どの話題に飛びつくのかをしっかりと把握しています。「ジョブズ伝説」はそれまでの多くの書籍の内容や情報を知り尽くしたうえで書いた、ジョブズを知るためのすぐれた入門書です。そしてジョブズの特異性は何物であったのか、どんな偉業を成しとげたのかを分かりやすく解説しています。
    ?しかるに10年ののち、あらたな著者によりスティーブ・ジョブズの生涯を振り返って見ることだと思うし、ジョブズの成し遂げたことを評価すべきだと思います。

  • ・レンタルにて。
    ・読みやすく、2日で完読。
    ・彼の生き方は真似ようとして真似れるものでもないので、読み物的に読んだ。
    ・ところどころに出てくるスピーチやプレゼンの内容はやはり独特でありユーモアがあり、感銘を受けた。

  • 「テクノロジーとリベラル•アーツの融合」をめざしていたというジョブズに激しく共感。Appleの製品は見た目だけかっこいいわけではなく、コミュニケーションデザインが実現されているところが素晴らしい!!直感的に欲しいと思えるものを創るだけ、金儲けがしたいわけではない、というジョブズの精神に感激しました。ものづくりとはこういう事なんだな。人生のバイブルにしたい本です。

  • Appleや、Appleに関わった人物について書かれた本、または関わった人物の自伝…など多くの関連本が既にあるわけですが、それらに書かれた多くのエピソードのそれぞれが、現実感と真実味を持ってここで説明されていて、とても興味深く読み込む事ができました。
    この書籍が書かれたタイミングとして、今だからわかる事、様々な関連書籍の読み比べによるものもあると思いますが、著者のアップルに対する造形の深さや、洞察の深さによるものでもあるように思います。

    僕は、関連書籍を全て読んだわけではないですが、少なくとも僕の読んだ中では、最も読みがいのある本だったように思います。

    また、これからジョブズの関連書籍を読みたいと思っている方、結果的に現在バイブルとなっているスティーブ・ジョブズ(上・下)を読んでも面白みを感じなかった方には、とても良い導入書籍になる事と思います。

  • 日本発のMAC専門誌「MACワールド日本版」を創刊したアップルへの造形の深い第一人者によるジョブズ本。
    ジョブズ個人の正史という意味では、すでに100万部突破の「スティーブ・ジョブズ」(上・下)がこれからのジョブズに関する記述のマスターピースになるのだろうが、本書は正史を含めこれまでに出版されてきたジョブズに関する書籍・情報を元に複数の角度から客観的にその歩みを再構築した良本である。

    「ジョブズは、革命を起こした。しかも、平和的な方法で。「テクノロジーとリベラルアーツを融合」し、人々の間の素晴らしい「コミュニケーション・デザイン」を実現することによって。われわれは、そのことを忘れてはならないであろう。」

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著者プロフィール

1955年生まれ。『MACLIFE』など、コンピュータ関連雑誌の編集長を歴任。株式会社カシスでナレッジプロセッサKacis Publisher/Kacis Writerを企画・開発し、「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー2001」を受賞。著書に『The History of Jobs & Apple』、『ジョブズ伝説』、『iPhone・iPadヒットアプリ調査報告書2012』など。株式会社クリエイシオン代表取締役。

「2022年 『電子出版とは何かを問い続けて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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