大笑い! 精神医学

著者 :
  • 三五館
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883205738

感想・レビュー・書評

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  • もっとも必要なもの、それは知識です。
    ここでいう知識とは精神医医学や心理学に関する根本的な知識です。

    「精神医療は牧畜だ」by 日本医師会の元会長・武見太郎

    2010年度に行われた1万4396件の検体のうち2938体の行政解剖が行われ、中毒死の半数以上が医薬品で、さらにこの96%が精神科処方箋です。

    福祉施設内でトラブルを起こされても困るので、できるだけおとなしくさせることを目的に薬を多く飲ませる傾向があります。

    @国立精神神経医療研究センターHP
    「脳やこころの病気の多くはまだ原因が解明されていないか、あるところまで原因が解明されているが、まだ治療法の開発には至っていない」
    えっ向精神薬って治療に使ってるんじゃないの?
    ⇒精神科医は治せない

    わざと精神医学にダマされたいと思っている人しか日本にはいない、、、
    あえて自分で調べてみようとしない。調べるためのデーターを得ようとしない。。。

    精神医学の本質を知らないからこそ、人々は良い精神医療があるのではと錯覚します。精神医学は心をよくしてくれる、こころを癒してくれる、精神疾患を改善してくれるなどというのは、まさに妄想でしかないのです。

    あるアメリカの研究では演技をさせて複数の「患者」を精神科に受診させましたが、その演技をした「患者」全員にくだされた診断は「統合失調症」でした。演技でも全員病気の診断になるのです。

    アメリカで「最後の良心」とまで謳われたピーター・プレギンも子どもに投薬することを「虐待」であると言い切っています。

    うつ病で薬剤投与を受けた人と受けなかった人の転帰を6年におよぶ期間、追跡調査した研究では、うつ病の「治療」を受けた人は、受けなかった人に比べて「主たる社会的役割」の休止を被る可能性が3倍高く、「再起不能」に陥る可能性も7倍近く高いのです。

    富士市では2006年から「睡眠キャンペーン」を事前試行として実子しましたが、自殺者は反対に増えてしまいました。そればかりか同様のキャンペーンを行った大津市でも同じことが起こってしまったのです。(富士モデルは不治モデル)

    薬で精神が良くなるわけもありません。どんな精神的不調にも相応の理由があるものです。
    その理由を解決することこそ唯一にして最上の方法であり、そこから逃げたいという発想をカモとしてとらえることが、精神医学の思惑なのです。

    増える精神疾患患者数200万人(平成8年)から400万人(平成22年)

    自宅のあるマンションから飛び降り自殺を図ったケースでは、100パーセント全員が向精神薬を服用していました。その多くは抗うつ剤などを1回5~7錠、1日3回(1部はほかに就寝時も)服用し、女性の割合が高いことも特徴です。

    精神科の受診は増えても、自殺は減っていないのが実情。
    by田中 
    自殺でなくなった人の7割は精神科を受診し治療中だった
    by全国自死遺族連絡会

    精神科と生活保護は相性抜群♪
    生活保護受給者のうち25%が精神科に通院。
    生活保護を受給するようになると医療費がタダになるため、精神科医としても(医療点数稼ぎに)そこにつけこむ余地が生まれます。頻繁に受診したり、薬が過剰に投与される傾向が出てきます。生活保護費の医療扶助の6割は入院に関する費用で、精神疾患による長期入院が入院全体の約4割を占めています。

    すすんで精神科の患者となり、すすんで生活っ保護を受けることを是とする人々もいます。
    (略)金銭的に障害年金や生活保護で束縛してしまえば、二度と精神科から卒業しようなどという気は起こさせず、半永久的な飼い殺しに成功するのです。

    洗脳され飼い殺されている限り何を話したところで無駄なんです。事実や客観性に基づいて説明すればするほど、相手は正当化と逃げと被害者意識に走りますから、これは決しておかしいことではなく一つの精神的メカニズムであることを知らねばなりません。

  • 精神科医が、その成り立ちからして詐欺でしかないということを『精神科は今日もやりたい放題』に続き告発した本。
    ネットなどで、ささやかれていたし、自分もうすうす「うーん」と思っていたことなのですが、予感は確信に変わりました。
    漫画といえど侮るなかれです。
    ツイッター上で、精神医学への批判をつぶやくと、必ず何人かバカが食いついてきて、逆ギレを始めて、意見でなく私の人格への批判を始めますが、完全に精神医学教に洗脳されてもはや救いようがない段階でしょう。
    詐欺にかかりたい人たちで、自分が騙されているのを認めたくないんでしょうね。
    大切な人が苦しんでいたらこの本を一刻も早く読ませて、医者から離脱させるべきです。
    どうでもいい人にはやさしく「お医者さんのことをよく聞いて、しっかり薬を飲めば治るから」と促しましょう。

  • 『精神科は今日も、やりたい放題』を先日よみました。
    この本はめんどぅーささんの四コマ漫画を加えて、それをわかりやすくしたものです。

    いちばん読んでほしいのは「子供を精神科に診てもらっている親御さん」だと思いました。

    また、じぶんが大事と思うところをここにのこしておきます。

    >もっとも人を精神的に病気たらしめる思想の一つは、「人に理解してほしい」という願望であるといえるでしょう。これは患者と呼ばれる人々を観察する限り、もっとも多い傾向です。

    >皆さんが自分の心を強くしたいと願うなら、人に理解されたいという願望を打ち消すことです。それは主張するなということではありません。理解しあえる人は多くの説明がなくても相互に理解しあえるものなのです。そして薬など物質に頼るのをやめることです。やや宗教的に書けば、理解を求める心やモノに執着する心が煩悩と苦痛をうむということでありましょう。

  • う~ん…何と言っていいのか。多動や衝動性を持っている子の親は、医師から服薬をすすめられると、まずは迷う人が多い。でも、飲むと落ち着きやすくなり子ども自身が楽だと言い出すことがある。そういうエピソードを聞くと、まだまだ着席を当然とする日本の教育界においては必要とするケースがあっても、と思ってしまう。あと、専門家(医師)ではないからと逃げてしまう。でも…この本をとりあえず一読した上で決めるという方法から始めてもいいかも。

  • 著者は精神科医だが、今の日本精神医学界を批判しており、四面楚歌の状況らしい。日本の精神病治療というのは、患者を薬漬けにして隔離入院というものであり、利きもしない薬を製薬会社と厚労省が結託して使いまくっているらしい。恐ろしいのは、これが目新しいことではなく少し前のミドリ十字の非加熱製剤によるエイズ禍と同一の構造であることだ。しかも最近は新たにADHDなる適当な病気を発明し、子供たちまで向精神薬を投与されているという。国連拷問禁止委員会でも、日本の精神科病院の強制入院、長期入院は世界各国に例のないものであり人権侵害であるとして警告が出されている。日本の精神医療は世界最大数の病床と患者を抱えており、睡眠・鎮静剤の消費量は18億錠で世界第一位、抗不安薬の処方件数は1億2千万件(米・仏は2千万件)と膨大だ。にも拘らず国会で自公み維により精神保健福祉法という精神病院に入れやすくする法律が可決されようとしている。政財官で民を食い物にしている姿が見える。

  • 「人に理解されたいという願望をなくせ」「モノに執着するな」
    結局はコレにつきるのだろうが、問題はそんな事が理解できない子供にまで病気を適応し、数々の治療をしてしまう事の是非だな。ほっとけばいいんじゃないの?って思うが、親や教師は責任逃れで病気にしてしまった方が楽なのかもしれない。
    「精神科は今日も、やりたい放題」と内容的には結構ダブル。

  • 現代の精神医学の問題点を指摘している本です。

    この本、読みものとして面白いです。文章も読みやすいですし。

    内容は、現代の精神医学を真っ向から全面否定しており過激です。

    精神医学は全く患者を直していない、薬漬けにして廃人にしているだけとまで書いています。

    精神医学は信用できない怖いという印象を持ちます。

    そうだなあと思う点もあれば、ちょっと言い過ぎじゃないかと思う点もあります。

    そうだなあと思う点は、精神医学の歴史です。

    精神医学では精神に異常をきたした方に対して拘束や監禁をおこない、治療として電気ショックやロボトミーを行ってきたという歴史があります。

    暗い歴史は事実ですが、歴史を現代の価値観で裁くのはフェアでないことも事実です。

    少なくとも今では、改善されています。

    内海先生には、全く改善はされてない向精神薬による薬漬け変わっただけだと言われそうです。

    http://ameblo.jp/nancli/entry-11613561050.html

  • 大げさな気もするけど、本の内容が本当のことのように感じる。
    だって本当に精神科に行ったり電気療法して良くなった人を見たことがないから。

    よくなっても感情無し人間になっちゃった人を知っているから尚更。
    (↑「よくなった」ていうのかさえもはや謎)

    自分に子供が出来た時は絶対に精神科だけには連れて行かないようにしようと思いました。

  • 患者のあなた。そうでないあなたにもこの本は、読むべき本としてお勧めします。精神科医が処方する薬は、覚せい剤とほとんど変わらないのですね。習慣性もある。合法的な覚せい剤販売組織。うつ症状の人がすすめられて精神科を受診する。すると地獄の罠から一生抜けられなくなる。

  • 漫画と一緒に書かれ、面白く一気に読みました。
    投薬の恐怖や依存・精神医学の相互性の仕組みが批判的な立場から分かりやすく記載されてます。
    精神障害の概念がなくなれば、あらゆる立場の方が生きやすい世の中になるのではないかと期待をもつこともできました。
    もっと、現在入院されている方の社会復帰方法について詳しく記載されて欲しいと思いました。

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著者プロフィール

内海 聡:医師。2013年、断薬を主軸としたTokyo DD Clinicを東京都台東区に設立。NPO法人薬害研究センター理事長。市民がつくる政治の会代表。日本再生法人会代表理事。Facebookフォロワーは17万人以上、Twitterは15万人以上。執筆活動も精力的に行っており、精神医学の本質を暴いた『精神科は今日も、やりたい放題』(PHP文庫)や、『新型コロナワクチンの正体』(ユサブル)などがベストセラーに。また、先住民に関する造詣も深い。医学の正体や、社会構造、健康になるための食事法、量子医学にいたるまで著作は多数。近著に『2025年日本はなくなる』(廣済堂出版)がある

「2023年 『世界が滅ぶ前に私たちは何ができるのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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