医者とおかんの「社会毒」研究

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  • 三五館
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883205929

感想・レビュー・書評

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  • 帯裏
    「社会毒」ってなんだ?
    社会毒とは、人間社会が作り出した、本来の生物世界に反する物質の総称です。
    本来、人が食べたり使ったりしなかった物質、そしてそれが靭帯に悪影響をもたらす物質と考えていただければいいでしょう。

    私は、これらがあらゆる現代病の根源となっていると考えています。
    もし、これら社会毒がきちんと規制され、われわれに影響を及ぼさなくなれば、少なくともわれわれのほとんどは現代病にはならないでしょう。
    それは歴史を見れば明らかなことです。
    見返し
    「グーミン」って誰だ?
    この世にあふれる社会毒に対し、「そんなこと言ったって仕方がない」とあきらめることはまさにグーミンそのものです。

  •  筆者のことはユータス・マリンスの医療殺戮という本で知りました。医学界や製薬業界を批判する本を監修している医師ってどんな人だろうと関心を持っていました。

     さて、読後の感想ですが後味は余りよくありません。ただ内容はてんこ盛りです。

     筆者は敢えてシニカルな態度でネチネチとこれは駄目あれは駄目と世の中にあふれるNG食品、NG製品、その他NGな習慣などをこれでもかと挙げています。ワクチン駄目、牛乳駄目、パンには添加物たっぷり、水道水もやばい、レンジもケータイも電磁波やばい等々。健康には気を付けている方だと自認していましたが、ミネラルウォーターもダメだとは知りませんでした(プラスチックが溶け出すらしい)。20年くらい前に読んでいた週刊金曜日という雑誌を思い出したくらいです。

     ただこの本のメイントピックは実はこうした幾多のNG製品の情報をシェアすることではないと思います。寧ろ筆者は読者に問いかけているのだと思います。この事実を突きつけられて我々はどう生きるのか、と。

     もちろん普通の人は反論したくなると思います。じゃあ何もできないじゃん、何も食べられないじゃん、山奥に隔離されて生きればいいのか、と。実際にこの資本主義社会の中では、企業が作り出す「社会毒」から完全に逃れることは今のところほぼ不可能でしょう。ただし、求める人が多ければナチュラルな製品(“ナチュラル”と”製品”という単語がそもそも矛盾していますが)、あるいはより自然に近い食べ物・生き方は可能なのだと思います。筆者も第9章で述べていますが、社会毒を遮断することは不可能でも削減して影響を減らす方策はあります。そのための努力に目覚めることこと筆者の主張なのだと思います。

     ふと考えましたが、確かに日本は豊かな分、まだ選択肢は多いのでよりリスクを減らすことは比較的容易なのかなと思いました。ネットで調べれば無農薬の農家とか、こだわった調味料を作っている職人は探すことは可能です(嘘つきか本当かは自分で検証する必要はあります)。生協を使えばそこそこ安心安全な食べ物が相応の価格で手に入ります(ちなみに私は日本にいたときは生活協同組合生協というゴリゴリ左翼チックな生協で野菜や魚を頼んでいました)。今住む東南アジアではこうした選択肢は見当たらず、安全や安心が手ごろな値段では買いづらい状況です。

     すこし残念に感じたのは、この本の作りです。筆者がシニカルなのはわかりますが、シニカルすぎて伝えたい人(一般の人、普通の人、当書で言うところのグーミン!?)に伝わらないかもしれないと危惧します。ダメだダメだと言われると人は聞く耳を持たなくなるように思います。寧ろ、第9章やエピローグの部分を冒頭に持ってくるという章立てはどうでしょうか。というのは、この部分に、シニシズムの塊のような筆者が結婚と子供という2つの出来事からシニカル度合が減ったと書いていますが、まさにこの事実こそが読者をインスパイアすると思うからです。結婚や出産、親になった経験のある方は、自分の守るべき存在のために命を投げ打ってでもいいという気持ちがわかると思います。だから変われるのです。だから変わってほしいのです。社会毒を避けるのは自分の為というよりも寧ろ、愛する人を守るためなのです。とこう書くと、筆者のいうグーミンにも思いが伝わる可能性があるのではないでしょうか。

     あともう一つ。初心者向けの本というのはわかりますが、一つ一つのトピックを深堀りするための参考文献一覧とかがあれば良かったかなと思いました。

     最後にまとめると、切り口は初心者向けながらトピックはバラエティに富んでおり、世の中に隠された害悪を知るのにはよいと思いました。シニカルすぎて伝えたい人に伝わらない恐れがあるとは思いますが、そうした姿勢も含め楽しく読ませて頂きました。

  • 長年お世話になっているソフトカイロプラクティックの先生から勧められて。
    内海先生の主張はFacebook等で接していたが、著作を手に取ったのは初めてだった。
    実践していることも多いが、さらにできることを少しずつ。

  • 内海さんの主張をまとめた本。
    FBなどの内容とほぼ同じ。
    ワクチン、砂糖と牛乳、食品添加物、遺伝子組み換え食品、有害化学物質、食卓の危険、電磁波、フッ素、アルミ、タバコ、社会毒の避け方

  • おかんじゃなくても知っておきたい知識たち。

    本にかかれているよう全てを排除は無理だろうけど、知ってるのと全く知らないのでは大違い。

    子の健康を守れるのは、母親だけ、と肝に銘じ、この子が健康な子をいつか持てるよう育ててあげたいと改めて思った。

    脱・グーミン!

    世界を変えるなんて大それたこと、自分には出来ないとはなから諦めてた自分は、この本はガツンとやられた。

    自分の子の、そのまた子どもの、そのまた子ども、7世代先まで見たとき、今私が行動できることはなんだろう。

    知識を知って、グーミンを脱することを決意した今、自分がすべきことを自分の頭で探っていくことが私の使命だと感じる。

    1人じゃなくも出来なくても、個の力が集まれば世界は変わると信じて。

  • <メモ>
    もちろん鵜呑みにせず自分で調べることも必要だとは思うが

    ・ロバート・F・ケネディJrのレポート『Deadly Immunity』(命がけの予防接種)2005
    ・甘味料アスパルテーム、スクラロース
    ・殺菌牛乳(rBGHを含むミルク、r=recombinant組み替え体、BGH=牛成長ホルモン)とアメリカの肉は避ける
    ・合成飼料ではなく牧草を食べている肉(グラスフェッドビーフ)や獣肉を選ぶ
    ・フッ素入りの歯磨き粉、水道水、缶詰の魚、農薬、フッ素加工(テフロン)のフライパンなど・・・
    フッ素(産業廃棄物)の有効利用の始まりは、アメリカにおけるアルミニウム産業
    →ギクッ。家にあったフライパンを調べてみたら、まさかのテフロン加工。販売会社は日本(メイドインコリア)だけど、会社名が○○アルミニウム工業とかなんとかいう会社。
    つながってるわ・・・。

  • 面白かったー。内海さんの本やらを読んでいるから、内容的にはもう知ってることばかりだったけど。

    社会毒入門編として、周りのお母さんやこれからお母さんになる友人たちに渡したい!

    変なやつだと思われそうだから
    しないけど。。(笑)

  • 知らないと怖い情報がいっぱい書いてある。
    でもまだ今の世の中では、一部の熱心な情報収集家以外にそういうこと話しても
    考えすぎじゃない?とか言われて奇人変人扱いを受けかねない。
    こちとら、育児におわれて時間のないなか、家族の健康を思って勉強してるというのによう。
    もっと時間がほしい。知りたい。と思う。ー

    そんな中学んだことがらは次のよう…

    ・ワクチンの添加物チメロサールに関する2000年のケネディリポートでは、ワクチン接種以来自閉症の発生が15倍にも
    受けた衝撃が大きすぎて、図書にかえしたあとamazonで購入
    メモをとるまでもなく、内容が頭に入るまであと2かい以上読むことになるだろう

  • 色々と知らないことを知れたのはよかったけど(でも鵜呑みにはできない)、人を馬鹿にした論調はやだなぁ。

  • この方のはかなり過激なことを言っておられますが、
    僕からするとこのくらいの方が面白いです。

    ここまで言われると、
    本でお金を稼ぐとかそんなんじゃないんだなと
    逆に信用ができます。笑

    そして、ネットで調べてみても
    知らなかっただけで結構情報ありますね。
    勉強になります。

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著者プロフィール

内海 聡:医師。2013年、断薬を主軸としたTokyo DD Clinicを東京都台東区に設立。NPO法人薬害研究センター理事長。市民がつくる政治の会代表。日本再生法人会代表理事。Facebookフォロワーは17万人以上、Twitterは15万人以上。執筆活動も精力的に行っており、精神医学の本質を暴いた『精神科は今日も、やりたい放題』(PHP文庫)や、『新型コロナワクチンの正体』(ユサブル)などがベストセラーに。また、先住民に関する造詣も深い。医学の正体や、社会構造、健康になるための食事法、量子医学にいたるまで著作は多数。近著に『2025年日本はなくなる』(廣済堂出版)がある

「2023年 『世界が滅ぶ前に私たちは何ができるのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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