- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883351794
感想・レビュー・書評
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コピーには 流通力がいる。
そのためには シンプルで 『そういえばそうだね』
といわれる ものと言えそうだ。
『広告はふつうの人の知性を期待してもいいが、
ふつうの人の意欲を期待してはいけない。』
受けては 描写じゃなくて 解決を求めている。
流通力というか、『感染力』なんだろうね。
細菌による感染力より ウイルスによる感染力
の方が 圧倒的に 伝播力はもっている。
細菌は かなり複雑な構造であるが
ウイルスは 簡単な構造で 増殖力もある。
ウイルスのような コピーを つくることだ。
アイラブ東日本 というウソがある。
今、昆明ではやっているような気がする
アイラブ昆明 も、どうも 雲南と昆明と比較すると
昆明は ウソっぽい気がする。
なぜなら、特徴があるようで、特徴がないからだ。
書くがわの喜びと 受け手の喜びは
違っているのが 現実であって、
その現実の辛酸をどれだけなめるかだ。
その関係性と、共感力。
その気持ちをわかってあげる。
意味で書いて 生理でチェックする。
『好きだから、あげる』が 名コピーだった時代背景。
『サラリーマンは仕事ではない』
としまえんの『史上最低の遊園地』
『テレビじゃ見れない川崎劇場』
『そうだ 京都。行こう』
常識とコピーと芸術と。
コピーは 常識と芸術の間にはさまれている。
80年代は 納得の時代。
『おしりだって、洗ってほしい』
『不思議、大好き』
『僕は誰にも似ていない』
90年代は 空気を感じる時代。
『モルツ、モルツ‥』
『ペプシマン』
『デスネ』『でしょ』
『ボスのむ』
『日本の女性は美しい。』
平凡 非凡 普遍。
平凡のすぐヨコに 強い普遍がある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なるほど!が沢山載っていて読んでよかった。
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そうだよね、そうだよね、の連続。
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いくら音声や映像が強くなっても、言葉の力はそうそう弱らないと思う。この頃の関心事の一つである言葉で伝えることのヒントを得ようと、ルームメイトに借りて読了。一番納得したのはあまり広告と関係ないかもしれないが、正論ほどサービス精神を持って伝えなければいけないということ。
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「なんかいいよね」禁止。「なぜいいのか。これこれこうだからじゃないか」と考え続ける
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ライターからしたら当たり前のことなのかもしれないけど、こんなにも計算の上で書けるもんなのかと。
コピーに限らず広告の作り方が分かる良い教科書。 -
よいコピーが書ける"発想体質"を身につけるための、考え方の本。思考の根っこの部分だけ語られるとなんとなく理解した気になって終わりがちなのだけど、これは考え方を実例に沿って説明してくれるので、とても実践的だし納得感がある。平易な言葉でわかりやすい。良書。
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企画者として、状況・現場を美しく語りがちだったコピーだけど、もっと受け手が初めてその言葉に触れた時の感覚で、何か身近な問題を解決できるようなフレーズを載せていかないといかないなぁと思いました。
フィードバックは生理的に、どんどんと考えを派生させながらコピーをつくっていくこと。
人を動かせるコピーはウソをつかないこと。
戒めにしておきます。 -
良い本!
わかりやすくてすぐ読めるけれど、内容はぎっしり詰まってる。
書かれている「良いコピーを書くために必要なこと」はどれも単純で簡単だけれど、この考え方を身につけて使えるようになるのは至難の業。自分はこれができているかな?とチェックする意味でも、今後たまに読み返す本にしたいと思います。