手書きの戦略論 「人を動かす」7つのコミュニケーション戦略

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  • 宣伝会議
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レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883353545

作品紹介・あらすじ

広告でいちばん面白いのは表現じゃない。戦略だ!戦略論は折り重なり、『7層構造のミルフィーユ』になっている。そして、「戦略の統合」が、人を動かす。

感想・レビュー・書評

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  • マーケティングコミュニケーションの教科書みたいだな、という印象。

    いままでの時代の流れに合わせて、広告のあり方がどう変わってきたか、ということを時代ごとの広告サンプルと共に紹介。めちゃくちゃ理解しやすい。

    もちろん知っている話も大いにあるのだけれど、頭の中を整理する、という意味ではとてもいい読書体験だった。また、新人などに渡して読んでもらうだけでも、概念としては勉強になると思う。

    ただ、タイトルが圧倒的にいけてない。誰がこのタイトルつけたんだ・・・? ミスリードすぎる。

  • ・ コミュニケーション戦略は「人を動かす」戦略。人が自発的に行動を起こすように、何らか顧客心理に働きかける必要がある
    ・ 1940年代 USP論:モノの機能とベネフィットで差別化
    ・ 1960年代後半〜 ポジショニング論:お客さんの頭の中で違う位置を占める
    ・ ポーターの競争戦略:競争戦略の目標は、業界の競争要因からうまく身を守り、自社に有利なようにその要因を動かせる位置を業界内に見つけること。良い位置取りだけでなく、そのポジショニングを持続するための企業の強みが必要
    ・ ポジショニングマップで最も大事なのは、自社ブランドにとって有利に働く競争軸を発見すること
    ・ コトラーのマーケティング
    1. 0:大量生産大量販売で市場拡大とシェアの獲得を図る製品中心のマーケティング
    2. 0:消費者一人ひとりの志向の違いを理解し、市場をセグメント化し、特定のターゲットに向けて他社より優れた製品を提供する消費者志向のマーケティング
    3. 0:世界をよりよい場所にすることを目的とした価値主導のマーケティング
    ・ インサイトの見つけ方は違和感が出発点
    ・ インサイトを訴求にする時の4つの観点
    1. ブランドを選ぶ気持ちにつながるか
    2. ハッとする発見か
    3. ブランドとあっているか
    4. ターゲットが主語になっているか
    ・ SIPS:sympathize共感→Identify確認→_participate参加→Share and _spread共有と拡散
    ・ 真実の瞬間
    First Moment of truth:店頭で商品を購入してもらう瞬間
    Second Moment of Truth:消費者が実際に商品を使う瞬間
    Zero Moment of Truth:購入前にネットで情報収集をしている瞬間
    ・ カスタマージャーニーマップはまず「ペルソナ」と「ステップ」を設定。それに伴う「行動」「感情」「タッチポイント」「課題」を設定
    ・ タッチポイント戦略:
    BOIL 期待感最大化
    SURPRISE 発売の事件化
    FEEL 感動体験
    CONVINCE 機能への納得
    SHARE 二次話題化
    ・ タッチポイント戦略の4つのポイント
    1. お付き合いをプロデュースする姿勢:自然な出会い、ドラマチックな2回目
    2. 感情の流れを統合すること:感情の流れを意識
    3. 最初のワンツーをどう展開させるか:最初の出会いと2回目のデート
    4. 発想を小さくしない:それぞれに役割やメッセージを振り分ける発想になるな
    ・ 広告が送り手に情報を伝えて、受けては受動的に見るものだとしたら、エンゲージメントは、コンテンツやプラットフォームの形で情報を届け、受け手による自発的な関与を引き出す手法
    ・ レッドブルは年間総売上の3分の1をマーケティングに、さらにそのうち3分の1をスポーツに当てると決めている。エンゲージメントはお客さんの横に座って同じ方向を向き、一緒に考えたり、行動したり、共感したり、いってみれば友達のような関係のつくり方
    ・ 衒示的消費:ステータス消費・見せびらかし消費。現代のリア充
    ・ 感情は行動の後追いをする。悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ
    ・ お客さんの心をどう動かすか、お客さんとの関係をどうつくっていくか、という心理工学の原点をもっと強く意識すべき

  • 難しいコミュニケーション戦略をここまで体系立てて説明されている本はほかにないと思った。

  • 「手書き」の本なのかと思いきや、図を手書き風に書いてある、コミュニケーション戦略の本でした。

  • ここからどうしていくべきかの部分は薄かったけど、それぞれの理論の長所短所や、大学で学んでいたのはどの部分だったのかが体系的にわかった。

  • 「オススメ」
    コミュニケーション戦略の変遷を分かりやすい言葉とビジュアルでまとめた本。
    これから学ぶ人にはトレンドが生まれている根拠として、既にコミュニケーションに関わっている人の学び直しとしては思考の整理として、違った活用のされ方がありそう。

    毎年のように新しいマーケティング用語が生まれ、トレンドと言われても分からないよ、と思っている人はまずこれを読んで全体の流れを体系的に理解しておくと情報の海に溺れなくて済むかも。

    ただタイトルがあんま良くないなと思っていて、別にこの人の戦略論のスタンスを語っているわけでもハウツー本でもないのでそこを求める人は豊富な参考文献を探るのが良さそう。

    「学び」
    ・コミュニケーションである以上、自分のスタンスと相手のスタンスにつきるかと。

    ・自分のスタンス。理論的か情緒的か、競争戦略か独自のブランディングか、、対立項がいくつかあってそれぞれが独自に発展してきている事が整理されているがどれが正解というものでもないと思う。

    ・相手のスタンス。これは世の中的な流行、風潮とそれに個人がどう反応しているのかを察知する必要がある。自分がいくらマスを使いたいといきがったところで、ターゲットの流れがセグメントなら意味がない。そこのバランス感覚が難しそうなのはビジネス全般に言えるのかな。

  • 広告論の変遷を書いた広告史。タイトルのような戦略思考と思って読むとちょっと違う。
    広告担当者や、ブランドマネージャが就任時に押さえておきたい一冊。

  • マーケティングの戦略について、基本的なことが網羅的にわかりやすくまとまっている。しかし、網羅的なこともあり、重要度に印象には残りにくい印象。やはり、実際にマーケティングは実践の中で培われていく実践知みないなことが重要なんだろうな。

  • よくまとまっている。戦略論はうすい

  • コミュニケーション論を、7つに分け、そのミルフィーユだとする。マーケティング上のエポックをその出自から語っている、最新マーケティングの手引き的な良書です。

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