スマートフォンのためのHTML5アプリケーション開発ガイド: iPhone/iPad/Android対応
- ソシム (2010年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883377282
作品紹介・あらすじ
HTML5ならではのアプリを作りながら、その仕組みを学んでいきます。
感想・レビュー・書評
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【配置場所】工大一般図書【請求記号】547.4833||K【資料ID】91101956
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HTMLで家計簿的な物を作ってみたくて購入。
Web SQL Database の使用方法が掲載されてます。
丁寧。 -
HTML5っていうと、CSS3やコーディングルール、キャンバスにばっか目が行って、実用性の観点があんまし語られてない気がする。
実はスマホ・モバイルについての強化事項が多いってことが改めてよくわかる本。
iPhoneがFlashを搭載しないもんだから…AdobeもモバイルFlashの開発やめるから…HTML5とJavascriptでできることが、今後のプラットフォームにはより重要になってくるわけで。
この本で紹介されている内容は、派手目のものもあるけど、実用的になサンプルもけっこうあって、本格的なスマホ開発に携わっていない僕でも、前準備OKな気になれる。
もちろん新しめのPCブラウザには多くが実装されている内容なので、モバイルだけじゃなく、今後のサイト構築を見据えるうえでもいいエッセンスが多数。 -
HTML5&スマートフォンというキーワードでこれだ!と思って読んでみた本。
内容としてはHTML5の新機能ウォークスルーとスマホへの対応状況の一覧。1年前の本ということで鮮度はイマイチだったが、知りたかった情報が全てカバーされていたので満足。
さてさて、思った通りこのHTML5、セキュリティホールになり得る機能が多そう。
以下、今の時点での評価(※あくまで主観です。)
危険度5
・Web Storage/Web SQL Detabase
高機能Cookieとして便利なのは良いが、キーや列名がバレたらデータが何でも取られてしまうのでは?
・Geolocation
ユーザーへの同意確認はあるようだが、一度同意すると継続して位置情報の取得が可能。ブラウザがバックグラウンドになった時も位置情報を取り続けるとしたら、極めて危険。
危険度4
・アプリケーションキャッシュ
オフラインでもWebアプリが実行できるという便利機能だが、上記のWebStorageと組み合わせると、移動中どこでも情報が取得されて保存されてしまうかもしれない。
危険度3
・オーディオ/ビデオ再生
コーデックのバグによるJailBreak/root奪取など
危険度?
File API/Web Workers/WebSocket
現時点で、スマホのブラウザでは未対応ということで危険度?だがどれもヤバそうな感じ。
結局、利便性とセキュリティが表裏一体なのは世の常。何を持ってヤバイか判断して、例えばブラウザ側で検知してあげる仕組みが必要となりそうですな、と予想。
しかし何と言っても仕様策定が遅れてるのが一番心配。その間、ブラウザ毎の独自対応が進み、それぞれバージョンチェックしたり、ブラウザ毎にセキュリティホールがあったり・・・。PCと同じ事を繰り返してるのは、もう標準化というプロセスの宿命なのかも知れない。
一応2012年2月に確定という話なのでそれを心待ちにしたいところ。
本自体は読みやすいし、サンプルも多いので、これまでのWeb開発者の方含めてかなりオススメできると思います。 -
HTML5の立ち位置、Apple系・Android系・各PC用ブラウザの間で何がどこまで出来るかがよく整理されている。標準がまだ確立の途上である今、どこに注意すべきかを指摘しつつ、不必要に待ちに入らずに新技術で攻める気持ちを鼓舞してくれる。対立する各プラットフォームについてはいずれかの肩を持つことをせず、中立的な視点を保っているのが好感。サンプルコードも豊富で、お薦め。