はにかみの国―石牟礼道子全詩集

著者 :
  • 石風社
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883440856

作品紹介・あらすじ

石牟礼作品の底流に響く神話的世界。生類たちのアポカリプス。

感想・レビュー・書評

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  • *絶版となり、現在編集作業中の『石牟礼道子全詩集』に収録されます(2018.8.20)

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    石牟礼作品の底流に響く神話的世界が、詩という蒸留器で清冽に結露する。1950年代作品から近作までの三十数篇を収録。石牟礼道子第一詩集にして全詩集。*芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
    【書評】
    「まじない」の力 全開-伊藤比呂美
    時空を超えた母なる海との出合い-道浦母都子
    『はにかみの国』ただ一つ-司 修
    http://sekifusha.com/1140

  • 『ころんびな
    にがびな
    ほぜびな
    さざえびな
    ぐっちょびな
    猫貝
    ぶう貝
    さくら貝
    ひとでの子

    鬼の爪(おんのつめ)
    田うち蟹(たうちがね)
    せっせっせ

    とんぱはぜ
    ぴっぴっぴ

    海ほうずきの
    帆立て舟

    潮ん満ちてくればな
    貝たちがな
    口あけていうとばい
    みし みし みし
    みし みしみし

    こっちべたの浜ん甲羅(こら)から
    あっちべたの
    天のつけ根まで

    潮の
    まんまん
    満ちてきたとき

    お月さまの高さよ

    ざぶん ち
    波の来ればな
    びなどんがな
    ころんち
    落えてな(あえてな)

    ころん
    ころん
    ころん ち
    岩んうえから
    海の中さね

    浜ん甲羅(はまんこら)  石牟礼道子』

    石牟礼さんの言葉に、どんなにか私の心は浄められたろうか。
    「浜ん甲羅(はまんこら)」の調べの美しさは、
    そのまま、今は失われた水俣の浜の、あの命の輝きの愛しさ。    

  • 985夜

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著者プロフィール

1927年熊本県天草生まれ。生後すぐに水俣に移る。詩人、作家。著書に『苦海浄土(三部作)』『あやとりの記』『十六夜橋』『石牟礼道子全集・不知火(全17巻、別巻1)』、共著に『なみだふるはな』ほか。

「2020年 『なみだふるはな』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石牟礼道子の作品

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