- Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883440856
作品紹介・あらすじ
石牟礼作品の底流に響く神話的世界。生類たちのアポカリプス。
感想・レビュー・書評
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『ころんびな
にがびな
ほぜびな
さざえびな
ぐっちょびな
猫貝
ぶう貝
さくら貝
ひとでの子
鬼の爪(おんのつめ)
田うち蟹(たうちがね)
せっせっせ
とんぱはぜ
ぴっぴっぴ
海ほうずきの
帆立て舟
潮ん満ちてくればな
貝たちがな
口あけていうとばい
みし みし みし
みし みしみし
こっちべたの浜ん甲羅(こら)から
あっちべたの
天のつけ根まで
潮の
まんまん
満ちてきたとき
お月さまの高さよ
ざぶん ち
波の来ればな
びなどんがな
ころんち
落えてな(あえてな)
ころん
ころん
ころん ち
岩んうえから
海の中さね
浜ん甲羅(はまんこら) 石牟礼道子』
石牟礼さんの言葉に、どんなにか私の心は浄められたろうか。
「浜ん甲羅(はまんこら)」の調べの美しさは、
そのまま、今は失われた水俣の浜の、あの命の輝きの愛しさ。 -
985夜
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著者プロフィール
石牟礼道子の作品






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