ブルムカの日記―コルチャック先生と12人の子どもたち

制作 : Iwona Chmielewska  田村 和子  松方 路子 
  • 石風社
4.11
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本棚登録 : 18
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784883442195

作品紹介・あらすじ

ワルシャワ市クロフマルナ通り92番地、孤児院"ドム・シェロト"。かつて、ここにはドクトル先生と呼ばれたコルチャック先生、ステファ先生、そして200人の子どもたちが暮らしていました。200人の子どもたちの中には、この本の主人公であるブルムカをはじめ、銀色の魚の命を救ったジグムシ、まるで真っ暗な夜に明かりを灯すように上手にお話をしたレギンカ、自分の耳の中でえんどう豆を育てたポーラ、アリをいじめて"子ども裁判"にかけられたハイメク、ほうろうのおまるで石炭運びをした毛布ちゃんがいました。そしてネズミも住んでいて、いつも用意してもらった餌を食べていました。そんなこと全部をブルムカは日記に書きました。なんて書いていいのか言葉がみつからないときには、絵をかきました。でも、ある日、戦争が始まってしまいました…著者は、言葉と絵の中で事実とフィクションを結びつけることによって、その子どもたちに生き生きとした表情を与えています。

感想・レビュー・書評

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  • ご存知でしょうかヤヌシュ・コルチャックを?日本の教職関係の方々へ

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    「医師で孤児院の院長ヤヌシュ・コルチャック先生は、ナチス・ドイツの占領下のポーランドで子どもたちの教育に心血をそそいでいました。絶滅収容所に送られる前の子どもたちとの日常を、心にしみる絵と文で描いた絵本。──「やがて戦争がやってきました。その戦争はブルムカの日記も奪ってしまいました。それでは、どうして日記に書いてあったことがわかるのでしょう?」【ホワイト・レイブンス賞(ミュンヘン国際児童図書館)受賞】」

  • コルチャック先生の孤児院で暮らしていたブルムカという女の子の日記。

    コルチャック先生ってだけでもうしんみりしてしまうんだけども、この本は美しい絵と静かな語り口で、全然悲しいことはかいてないんだけども、やっぱり泣いてしまう。

    どちらかというと大人向けの絵本。

  • 背景を、コルチャックをよく知るだけに、沁みる絵本であった。言葉の選び方はもちろんのこと、絵本としての作りが完璧。

  • 2014.7.20

    【経緯】
    図書館
    普段なら手に取らない表紙
    なんとなく

    【内容】
    ワルシャワ市の孤児院で育つブルムカが、一緒に住む子供たちを日記に記した。

    【共感】
    ドクトル先生の子どもに対する姿勢。

    【引用】
    ドクトル先生は言います。
    子どもには
    自分の秘密を持つ権利がある。
    子どもには
    自分の夢を持つ権利がある。
    さらにドクトル先生は言います。
    子どもには
    本当のことを
    話さなければいけない。

    【絵】
    コラージュ作品
    ノート紙のような紙を全ページに使っているのが印象的

  • 2014年3月6日

    <Blumkas Tagebuch>
      
    デザイン/ドロタ・ノヴァツカ(Dorota Nowacka)

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プロフィール

グラフィック・アーティスト。最も力を注いでいるのが、独学で習得した、自作絵本の創作。 母国ポーランドで出版された本は少なく、その全てが、ドイツと韓国で出版されたものを、改めてポーランドで出版したものである。

『ブルムカの日記』はドイツのギンペル出版が発行した作品。既に多くの賞を受賞し、ポーランド、イスラエル、韓国、そしてフランスで出版されている。なかでも重要な賞は、ミュンヘンの国際児童図書館より与えられたホワイト・レイブンス賞、そして、ドイツ児童文学賞へのノミネートである。

フミェレフスカの本は、メキシコ、スペイン、ドイツ、台湾、中国、フランス、日本、ポルトガルでも出版されている。主な受賞歴は「金のりんご賞」(2007年ブラティスラヴァ世界絵本原画展)、「ラガッツィ賞」(2011年ボローニャ国際絵本原画展・ノンフィクション部門)。両方とも、韓国で出版された絵本に与えられた賞である。

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