わが<アホなる>人生 中村哲医師との出会い

  • 石風社 (2024年2月15日発売)
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784883443253

作品紹介・あらすじ

幼い子ども二人を連れ家族で

ペシャワールに赴任した医師の

苦闘と迷いの人生



ここに来る人も

含めて、バカですよ。

しかし、バカもおらんと

世の中面白くないしね。(中村哲医師)





私は夢への第一歩を踏み出してはみたものの

「ペシャワール中退」になりましたが、

現地の四年間で多くのものを得ることができました。

帰国後の人生を振り返りますと、迷いながらも

いくらか自由に生きることができ、それなりに

人生のやり直しができて幸せだったと思います。(小林 晃)

感想・レビュー・書評

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  • 教え子に伝わる中村医師の志「他人の幸せのために働く」:朝日新聞デジタル(有料記事2020年1月25日)
    https://www.asahi.com/articles/ASN1T6SN4N1TTIPE00P.html

    「一隅を照らす。己の分限を知って目の前の患者に良いことを…」故・中村哲氏の“遺志”が離島医師の心に残る~アフガニスタンで凶弾に倒れたペシャワール会代表 - RKBオンライン(2023/12/04)
    https://rkb.jp/contents/202312/202312049078/

    わが〈アホなる〉人生 | 図書出版 石風社
    https://sekifusha.com/9420
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    (yamanedoさん)本の やまね洞から

  • ペシャワールで現地ワーカーとして4年間、中村哲医師とともに活動をされた、小林晃医師の人生史。

    小林晃医師は、志半ばにて帰国せざるを得なかったこと、ペシャワールの活動に復帰できなかったことに、わだかまりや無念の思いがずっと心の中にあったと語っています。

    わだかまりや苦しみを抱えながらも、流れるときの中で、何を思い、何を考え、何をして、どのように生き直してきたかが語られています。

    経済活動とは別に、妻子と共にペシャワールという異国の地で、支援活動をされていたというのは、やはり並大抵のことではないなと感じます。
    読んでくれた人に、何か一歩を踏み出すきっかけになってくれれば、との思いで筆を取ったとも書かれています。
    小林晃医師の行動力には、まさにそのような大きなエネルギーを感じます。

    医学的なお話は少し難しかったですが、現地での活動の様子や帰国してからのお遍路の話はとても興味深かったです。



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著者プロフィール

大阪府立天王寺高校を経て奈良県立医科大学卒業
一九九七年三月から二〇〇一年六月まで、福岡市のNGOペシャワール会の派遣でパキスタン、ペシャワールのPMS(Pesawar-kai Medical Service)病院にてアフガン難民、ハンセン病患者の診療に携わる。
現在、鹿児島県大島郡徳之島町にある宮上病院に勤務。

「2024年 『わが〈アホなる〉人生 中村哲医師との出会い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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