塔の中の部屋 (ナイトランド叢書)

  • 書苑新社
3.67
  • (2)
  • (3)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 39
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883752331

作品紹介・あらすじ

海外の怪奇幻想小説から、傑作を選りすぐり、
一流の翻訳で、ホラー愛好者に贈るナイトランド叢書。
いよいよ第2期発行開始!

怪談こそ、英国紳士のたしなみ。

見た者は死ぬ双子の亡霊、牧神の足跡、怪虫の群……

M・R・ジェイムズ継承の語りの妙に、ひとさじの奇想と、科学の目を。

古典ならではの味わいに満ちた名匠の怪奇傑作集、待望の本邦初訳!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ベンスンによるホラー掌編集。どの話をとってみても読み易くも手堅い正統派の怪談という印象で、非常に堪能できるのだが、いかんせんボリューム不足を感じてしまうのはやむを得ないか。幽霊が現れるのが日常になった館での顛末を描いた「かくて恐怖は歩廊を去りぬ」がお気に入り。あまりにベタすぎるかも知れないが、ベタ最高(笑)。

  • ●怪談こそ、英国紳士のたしなみ。見た者は死ぬ双子の亡霊、牧神の足跡、怪虫の群…。古典ならではの味わいに満ちた名匠の怪奇傑作集。
    ▼詳細
    https://athird.cart.fc2.com/ca9/166/p3-r-s/

  • こうでなくっちゃ。
    これこそ英国怪談の王道。こうした短編集は怪談愛好家の宝。話のひとつひとつ読み進める幸福感といったらもう最高。

  • 読みやすいホラー短編集。

  • 『ナイトランド叢書』最新刊。
    英国の伝統的な怪奇小説を基本にしているが、巻末の解説にあるように、『恐怖』のバリエーションは多彩。
    土着の信仰……というか、迷信がモチーフになった『ノウサギ狩り』が一番好みだった。
    また、これまでにアンソロジーに幾つかの短編が収録されたことがあったが、短編集の完訳はこれが初めてのことらしい。
    本国では全集も出たそうなので、他の短編集も完訳が出るなら読んでみたい。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

1867年、英国バークシャー州に、聖職者の次男として生まれる。1893年に社交界を舞台にしたユーモア小説Dodoでデビュー。同作がベストセラーとなり、小説、伝記、スポーツなど幅広い分野での著作は100冊を超える。怪奇小説も得意とし、1912年の短篇集『塔の中の部屋』(アトリエサード)以降、生前に四冊の怪奇小説集を上梓した。他の邦訳書に『ベンスン怪奇小説集』(国書刊行会)があるほか、短篇がホラー・アンソロジーに数多く収録されている。1940年歿。

「2018年 『見えるもの見えざるもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

E・F・ベンスンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×