青いドレスの女〜暗黒メルヘン絵本シリーズ3 (TH ART SERIES)

著者 : 最合のぼる

• 書苑新社 (2021年1月14日発売)

作品紹介・あらすじ

こんな美しい悪夢なら毎晩でも見たい。――深澤 翠（ゴシック&ロリィタモデル）
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「いいのよ。こうしてまた会えただけでいいの」
女は男の胸に顔を寄せ、小さく「ごめんなさい」と呟いた。
　　【青いドレスの女】より
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片方の腕が白鳥の翼のままになってしまった私のことを、
誰もが気の毒がりとても親切にしてくれました。
兄弟の中で一番年が若いということもあったのかもしれません。
　　【片羽の王子】より
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妖しい世界へいざなう、絵と写真によるヴィジュアル物語！

国内外の名作童話に着想を得て、
幻想系少女画家と最合のぼるとのコラボによって生み出された大人の絵本、
《暗黒メルヘン絵本シリーズ》第3巻刊行！

第3巻の画家は、不穏な空気感で少女期特有の内的形象を描き出す画家・鳥居椿。
収録した絵画は、すべて描き下ろしです！

※本シリーズはすべて読み切り！ お好きな巻、お好きな物語をお楽しみ下さい。
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「白雪姫」「長靴をはいた猫」など
おなじみの童話を元に生み出された暗黒のメルヘン。

◎収録作
ヲ耽美倶楽部 〜白雪姫/グリム兄弟
片羽の王子 〜野の白鳥/アンデルセン
少女と長靴 〜長靴をはいた猫/ペルー
青いドレスの女 〜人魚姫/アンデルセン

感想・レビュー・書評

[atelierthirdさんの感想 · 2022年8月31日]

●こんな美しい悪夢なら毎晩でも見たい 深澤翠／不穏な空気感で少女を描く鳥居椿と、最合のぼるによるヴィジュアル物語！
▼詳細
https://athird.cart.fc2.com/ca2/311/p1-r-s/

著者プロフィール

最合のぼる／映画脚本でデビュー以降、ライトノベルや小説と執筆の幅を広げる。現在主軸とする小説では、タイポグラフィや写真などを駆使しブックデザインに至るまで視覚に訴えかける物語世界を構築している。文章表現を発展させた活動も顕著で、オブジェやフォトコラージュ作品などのアートワークも展開。自著の朗読ライブ配信やイベントなど、様々な音楽家や表現者ともコラボレーションを行う。《暗黒メルヘン絵本シリーズ》を企画、総合プロデュース。主な書籍：『オッド博士のマッドコレクションズ』(DollhouseNoah/写真)『真夜中の色彩』『羊歯小路綺譚』(黒木こずゑ/絵)『暗黒メルヘン絵本シリーズ』全五巻＝いずれもアトリエサード刊、など。

「2023年 『王女様とメルヘン泥棒〜暗黒メルヘン絵本シリーズZERO』 で使われていた紹介文から引用しています。」