からっぽの世界

著者 :
  • 青林工藝舎
3.50
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本棚登録 : 161
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883790012

感想・レビュー・書評

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  • 24歳になるまで絶対手放さないようにしよう。

  • 世の中の理不尽さを伝えるとても良い漫画。なんで世の中うまく回っていかないんだろう、と行き詰まってる人が読んだら「同じように思ってる人がいた」って少し楽になれるかも。

  • 山田花子さんの作品『からっぽの世界(1998)』を読了。前々から読んでみたかった作品。 一言で表すなら・・・本当に”リアル”だった。 傑作。

  • 難しい漫画だな、よく分からなかったな、というのが第一印象でしょうか…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    名前だけは存じ上げていたのですけれども、今まで手に取らなかった漫画家さんですねぇ…なんでも自殺してしまったんだそうな…。

    そういう行動に出た漫画家さんの心象がこの作品に刻み込まれているようでなんだか…居たたまれない気分になりましたかね…。

    解説にもある通り、ギャグ漫画としてこれを読むならそんなにゲラゲラ笑えないし…”苦笑”という表現がピッタリですね!

    あと、男性漫画家なら決して書けない”感覚”みたいなものを描いているなぁ、と思いましたかね…人々が交わす会話のちぐはぐさとか……古い作品ですけれども、現代にも通じるものがあるな、と思いました。さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 空っぽの世界ってなんか表現自体がむなしくてこわい。この感覚がアート。

  • 共感する部分あるな~!
    この感じ。

  • 2012/02/21/Tue.購入。

  • 山田花子先生の作品はとても好きなんですけど、
    この単行本に収録されている作品は、
    本当にからっぽになってしまった先生の苦悩みたいなのが
    感じられて、なんだかせつなくなってしまいます・・・

  • 山田花子は小学生くらいの時に友達がいなかったような人には染みすぎる。
    「小学生くらいの時に友達がいなかったような人」って、鈍臭くてぬぼっとしてて人が生きる時に自然に行ってる八百長にうまく加われないような人間で、
    まあ成長するうちにそういう八百長は身につけるんだけど、どうしてもどこかで八百長を外から眺めちゃうような、みんなが自然に信じて行ってる八百長に加わり切れないような、そんな意識が遺ったりする。
    そういう八百長アンテナが異常に鋭くてあらゆる八百長に気づいてしまう人が山田花子で、それはそれは生きづらかろう、と思う。
    他人を見抜くだけじゃなくて、自分のことも見抜いて許せないのね。

    「だって誰かのマネしないと…どういう風にしゃべったらいいのかわかんない…

  • 誰もが共感できるであろう一文が必ずある気がする。

    なんていうか俗に言う太宰的世界を感じた。

    コマの端っこに書かれてる文章がとってもいいです。

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著者プロフィール

山田 花子(やまだ はなこ、1967年6月10日 - 1992年5月24日)は、日本の漫画家。本名、高市 由美(たかいち ゆみ)。旧筆名は裏町かもめ、山田ゆうこ。実妹は漫画編集者の高市真紀。
自身のいじめ体験をベースに人間関係における抑圧、差別意識、疎外感をテーマにしたギャグ漫画を描いて世の中の矛盾を問い続けたが、中学2年生の時から患っていた人間不信が悪化、1992年3月には精神分裂病と診断される。2ヵ月半の入院生活を経て5月23日に退院。翌24日夕刻、団地11階から投身自殺。24歳没。
著作に『神の悪フザケ』『嘆きの天使』『花咲ける孤独』『魂のアソコ』『からっぽの世界』『自殺直前日記』がある。

「2018年 『自殺直前日記 改』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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