托卵

  • 青林工藝舎
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・マンガ (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883790944

感想・レビュー・書評

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  • ボスコと少年の活躍なり暗躍なりは描かれず尻切れトンボな印象。
    しかしカッコーという芸能の民をめぐる各勢力の描き方はとても丁寧。
    中島らもとのコンビなのでもっと早く読んでおくべきだった。
    雰囲気だけの作家さんでないと知ったので、パースペクティブ・キッドなど読んでみたい。

  • 中世ヨーロッパがモチーフの、架空の世界での民族紛争がテーマ。
    ひさうち作品によく見られる「赤さ」が結構強い作品ですが、ひさうち作品に一貫する描き手側が思想も感情移入も全く作品と登場人物に持ち込まない「神の視点」とも呼ばれる独特の淡々とした話し運び。
    何らかの作者なりの主張が絶対入りそうなテーマが、これだけ起こったことが描写されるだけ、という形で描かれるのも珍しい。
    この作品に限った事じゃありませんが、絵も文句の付けようなし。

  • 托卵とはカッコーなどにみられる習性のことで、自分の卵を他種の鳥に託し育ててもらうという、えげつない自然界のルール。それを、人間の社会にあてはめてみたら…ひさうちみちおの乾いたタッチが冴える、傑作です。これは再版モノですね。

  • カッコーといふ藝能民を介して、差別とかを描く。
     その蔑視する皆さんは、カッコーを使って版図を広げた旧帝国に滅ぼされた国の人で、そこの家の名前を掲げ手根回しして抵抗運動してどうのと言ふナニなのであった。
     恐るべきロットリングの恐るべき描写はすごい。

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