少女椿

著者 :
  • 青林工藝舎
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レビュー : 134
  • Amazon.co.jp ・マンガ (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883791415

感想・レビュー・書評

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  •  見世物小屋で働かされる美しくも不幸な少女「みどり」ちゃん。その暮らしや生活は非常に残酷で、グロテスクなものでした。
     そんな「みどり」ちゃんを救いだしたかと思われる幻術師の「ワンダー正光」も、嫉妬深く恐ろしい小男。だけど、「みどり」ちゃんの不幸な毎日を考えれば、「ワンダー正光」と共に生きていく方がはるかにマシに思えました。
     見世物小屋で働く人々は、社会から見捨てられたかにも思える人々です。彼らが強く生きていくためには、辛くても働き、哀しくても笑わなくてはならない。時勢も手伝って、この時代は、きっと、わたしの父母や祖父母の目にも映らないところで、たくさんの悲劇があったことでしょう。
     最後に、救われなかった「みどり」ちゃんは、どうやって生きていくのでしょうか。その先の見えない絶望がふつふつと漫画から伝わってきました。

  • 映画版を鑑賞。

    ・・・・・・・・・・
    父親は家で、母親は病死・・・
    行くあての無くなったみどりは、以前やさしくしてくれた山高帽のおじさんを訪ねます・・・
    しかし、そこは赤猫屋という見世物小屋です。
    みどりは無理やり見世物小屋にで働かされます・・・
    周りには手の無いもの、両手両足が無いものと・・・
    しかし、なかなか客は来ず、お金も貰えず、そのためか周りの者達も椿にあたります。
    そのような中、新しく見世物小屋に入ってきたのが西洋マジックの使い手・正光・・・
    正光はみどりちゃんに好意を抱き、みどりも正光に惹かれていきます。
    しかし、正光がみどりに対しての感情が大きすぎみどりは正光から離れていこうとします。
    そのような中、舞台中に小人といわれ暴れてしまう正光・・・
    翌日、団長は金を持って夜逃げします。
    そしてみどりと正光は二人で再出発をしようとしますが、正光が弁当を買いに行っている最中、通り魔に刺され死んでしまうといった内容です。
    児童ポルノおよび児童わいせつに関する法律に引っかかり東京国際ファンタスティック映画祭2004を最後に8年間は上映禁止と言われた見れば見るほど不思議な気分になる作品です。
    ・・・・・・・・・・

    絵や内容の素晴らしさもあるが、素晴らしいのはやはりその世界観。
    単純なエログロではなく、一種の寂しさ、優しさ、ノスタルジーを感じさせる。
    異形のものたちはみどりにひどい仕打ちをするのに、なぜかしら憎みきれず。
    みどりも最後にはそこに懐かしさを感じ、それゆえにか「死んでしまえ!」と憎しみをぶつける。
    個人的には、包帯男やふたなり少女の存在ももっと見てみたかった。
    幻術師・ワンダー正光のもたらした安息が、もっと続けばよかったのにな……と思う。
    原作も読むこと。

  • 絵がうまいなあ~きれいだなあ~
    鞭棄萌えるなあ~

  • これは読む人を選ぶな〜と思いながら読み終わりました。

    激しく嫌悪する人もいると思うけどハマる人も絶対いると思います。
    アニメの方も観ましたが漫画の方がグロテスクな部分が薄いかなと思います。漫画から入る方をおすすめ

    見世物小屋とか奇形とか聞いても引いたりしない人なら楽しめる面白い本です。

  • すごい。としか言いようがない、名作。
    もうぐちゃぐちゃで、どろどろで、混沌、
    でもそのなかになにか大切で尊いものがある、
    そんな作品。
    なにより絵が好みすぎる。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「すごい。としか言いようがない」
      凄い凄い!身体にビリビリ響いてきます。。。
      「すごい。としか言いようがない」
      凄い凄い!身体にビリビリ響いてきます。。。
      2014/03/18
  • 不幸少女・みどりちゃんと、見世物小屋のお話。
    あの時代の空気が、紙面から零れ出てきます。
    最高傑作、いや確かに。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「最高傑作」
      異議無し!
      「最高傑作」
      異議無し!
      2014/03/11
  • 私はアニメ版の方が好きだと思った。
    ただ、丸尾末広の圧倒的画力には感心する。

  • この手の漫画は初めて読みましたが、後味残る不思議な作品でした。

    正直ストーリーはイマイチ理解出来なかったのですが、癖になります。映画版も拝見しましたが、漫画の方がより不思議な気持ちになれます。

  • 丸尾末広の代表作にして、最高傑作。
    人間の罪深さや、おぞましさを見世物小屋で暮らす少女、『みどり』を主人公として描いている。

  • いいですなあ。

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著者プロフィール

丸尾 末広(まるお すえひろ) 
1956年、長崎県生まれの漫画家・イラストレーター。本名:丸尾末廣。高校を中退して15歳で上京後、多くの職を遍歴したうえで、『リボンの騎士』でデビュー。
主な作品に、『少女椿』『月的美人』『笑う吸血鬼』『パノラマ島奇談』や荒俣宏『帝都物語』の挿絵など。
レトロで、幻想的で、エロティシズムを感じさせる作風は、多くの人々にインスピレーションを与えた。「ちびまる子ちゃん」のキャラクター丸尾くんは、丸尾末広からとられた。『少女椿』の主人公は、筋肉少女隊を媒介して、『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイのキャラクターデザインにも影響している。

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