- Amazon.co.jp ・マンガ (447ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883791576
感想・レビュー・書評
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まぼろし
気躁
少女愛詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いとしい作品
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近藤ようこさんの作品『水鏡綺譚(2004)』を読了。
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2020.2.1市立図書館 →2020.2.13文庫版購入
時は中世。狼と行者に育てられ今は山伏修行中の少年ワタルと、記憶を失いどこかに魂もおいてきたらしい少女鏡子(かがみこ)がひょんなことで道連れとなり、さまざまなあやかし・もののけ、怨霊にであいながら鏡子の帰るべき家を探していく旅。
お腹をすかせてたどり着いた集落でなんらかの役に立つことで食事にありつけたり雨をしのげたりしつつ、さまざまな事件に巻き込まれる道行きは波瀾万丈だけれど、志高い少年と人なつこい少女のコンビは前向きでほがらかで、そしてちょっと甘く切ない。最後は落涙を禁じ得ず。
今まで出会わなかったことが惜しまれるおもしろさだったし(今思えば高校〜大学にかけて漫画から離れすぎていた)、いかにも長女好みの世界でもあり(もちろん喜んで読んでいた)。どんどん難しくなっていく「陰陽師」にちょっとついていけない人も、こちらならいけるかも。これはちくま文庫版ですぐに入手せねば…
第一話〜第十一話は「ASUKA」1988-91年掲載だが不人気打ち切りだった由、短い第十二話をつけて1992年でいったん単行本化、そして第十三話はとんで2004年の描き下ろしにてようやく完結。時期的には夢枕獏「陰陽師」と同時代で岡野玲子の漫画化より10年早いが(手塚治虫の「火の鳥」はもうおなじみであっただろうし)、その当時はどうして受けなかったのか…はやすぎたのか? 物語としてはアニメ映画にもちょうどよさそうな、でも下手なアニメ化はごめんだから自分の中にこっそりしまっておきたいような… -
中世説話世界のロードムービー。12年越しの完結が素晴らしかった。
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久しぶりの再読。近藤中世説話マンガの白眉だと思う。書き下ろしの最終話が切なく爽やか。
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ものすごく、好きだぁぁぁぁぁ!
こちらは完全版で、物語の最後まで描かれています。
ラストがちょっぴり切ない。 -
ものさびしー
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大好きだ