改訂版 南くんの恋人

著者 :
  • 青林工藝舎
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本棚登録 : 94
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883791620

感想・レビュー・書評

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  • ちえみがなんで小さくなってしまったのかもわからず、社会的には行方不明のままって、すごく理不尽な話です…
    そんななかで南くんを心から信頼して、健気に生きる彼女が可愛いです。
    ラストは理不尽極まりなくてつらい。

  • リアルじゃないのに、究極のリア充。小さいから、の結末。深い。ちなみに私にとってちよみは深きょんではなくグッピーだから!

  • 南くんの恋人、原作まんが。
    ドラマを先に見た者としては、やっぱり全くの別物なんだなぁと、その落差にかるく衝撃をうけた。

    暗いまんがです、正直。でもなんか好きだし、清々しい。

    何が暗いかと言うと、やっぱり小さくなると一人で何もできなくなる。トイレも、外出も、恋人の世話なしにはできないし、もちろんセックスもできない。そして圧倒的に弱く、常に死と隣り合わせなんだよなぁ。その状態で悩まないワケがないし、共生する南くんもいつかパンクしちゃうだろう。安直な連想だけど、介護に似てる。

    何が好きかというと、妙にリアルなところ。南くんの苦労とか、男の人特有の鈍感さとか、ちよみのハンディキャップから来る悩みとか。しかも一冊で完結しちゃう短かさだから、一つ一つのエピソードが光り輝いて、めっちゃ共感したり、めっちゃグサッときたり、めっちゃ、これどうゆうことぉぉ?!って考えるたりできる。というのが、このまんがのシンプルゆえのよさだと思う!あー、でもこんなんシリーズ化しても読まねぇよ笑
    気分しずむだけだもん笑

    清々しいっていうのは、展開がめちゃくちゃ速いのと、リアルな心象描写ゆえにゆえに心臓をザクザクされるところがです!

    とにかくザクザクされる!でもその痛みが快感だったりして。自分の汚さをお見通しされてるような快感。いや、自分でもよくわからん!

    でも読んでよかった!
    ちよみ好き!

    まったく別物だけど、ドラマ版の二宮くんと深キョンも最高に好きだったなぁ~(^-^)

  • まさに小さなか弱き者になってしまった女の子と、その子を愛し続けようとする男の子の、本当に切ないラブストーリーです。

    愛しているけど自分の自由が奪われることに苛立ちを感じる男の子の気持ちも、自分があまりに小さな存在で愛情を愛情で返せない悲しみを感じる女の子の気持ちも、痛いほどひしひしと伝わってきます。

    僕自身、二人の主人公と同様に、この楽しく温かな日常は、いつか終わりを迎えてしまうのではないかという不安を感じながら読みました。

    だからこそ、結末は悲しくてたまりませんでした。自分の中の大切なものが失われてしまったようでした。

    この漫画を読んで、愛する人って、とても大切な存在だけど、自分の自由を奪われる存在でもあるなんだろうということを考えさせられました。愛って、捧げるもの、信じるものなんでしょうね、たぶん。

  • あとがきがなんかいろいろと衝撃的でした!

    ドラマはそんなにエッチな感じじゃなかったんですけど、

    漫画は過激ですね(笑)

    結末は思いもよらない展開でびっくりしました。

    優しい南くんが好きです!

    天然なちよみも可愛くて好きです!

  • 単純に面白いとは言いにくい。でもとにかく悲しいラストだった。

  • 初内田春菊。

    最後悲惨すぎねえ…?
    あと思いの外エロいw

    作者の生い立ちも含め、他の漫画も
    読んでみたくなる作品。

  • まったくもって、なんとも切ないラブストーリーで、何度読んでも(結末を知っていても)涙が出てしまう名作だと思うけれど、この本(改訂版)のすばらしさは、内田春菊さんによるあとがきにもある。
    いろいろなプレッシャーがあるなかで、仕事をしていかなくてはいけない状況で、ぱつんぱつんな自分自身と違うところで世間の評価があがっていく・・・ 優れた作品を生み出す作者もまた、普通の女性であるなあと思いながら、また読み直してみたくなる。

  • 大好きです。
    ラストが悲しすぎる。泣きました。

  • 鬱漫画です…(´;∀;`)

  • ラストが意外

  • 純愛中の純愛

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著者プロフィール

1959年長崎県生まれ。漫画家、小説家、俳優、歌手。1984年に漫画家デビュー。1994年『私たちは繁殖している』『ファザーファッカー』でBunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。その他の作品に『南くんの恋人』『あなたも奔放な女と呼ばれよう』など。私生活では4人の子どもの母親(夫はいない)。

「2017年 『エッチなお仕事なぜいけないの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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