花輪和一初期作品集

著者 :
  • 青林工藝舎
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883792528

感想・レビュー・書評

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  • ドぎつい表紙に惹かれ続けてはや2年。
    思い切って購入。なかば後悔、なかば感動。
    完全にエログロ猟奇SMの世界で、巻末の作者のインタビューにもあるとおり、
    漫画というより、猟奇的なイラストのために漫画の形式を借りた、という感じのもの。
    そのためストーリーは二の次。
    猟奇のための設定、場面、光景、など。
    「肉屋敷」「赤ヒ夜」に代表される、繊細なタッチ? 線の細さ? うまく表現が見当たらないが、ともかく素晴らしい絵柄だと思う。

    それに較べ、ちょっと前に読んだ「刑務所の中」はのほほんと陽気だったな~。

  • 2009/02/15購入。
    2012/02/22/Wed.〜02/25/Sat.

  • エログロアングラ漫画の巨匠、花輪和一の初期作品集。劇画のような迫力で描かれるのは、殺伐としたクラ~イお話。
    それでも意外と読んでてクラ~イ気分にならないのは、作中に一種のカタルシスが存在してるからだと思う。基本的に、人間の「業」が話の根幹に据えられてるからだろうか。

  • やべえ。まじこの人やばい。こういう人しか書けない漫画ってのはあって、まさしく「花輪オリジナル」。すばらやばい(すばらしい+やばい)。

  • 花輪和一の描きこみ様をたっぷり味わえる。

    元々はイラスト志望だった、と作者本人が述べているように、「キメ」のコマには異様な迫力が宿っている。

    血飛沫・スカトロ・SMなんでもござれの因業話が殆どだが、「日本妖怪おどろ草子」の様な妖怪御伽噺や中世SFの「六富道」などコミカルな面白さを持った話も収録されている。

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著者プロフィール

1947年、埼玉県生まれ。71年に『月刊漫画ガロ』に「かんのむし」を発表して漫画家デビュー。94年に銃刀法違反で逮捕され、翌年実刑判決が下される。97年に仮釈放。2000年、刑務所内の生活を描いた『刑務所の中』を発表する。著書に『天水』『護法童子』『不成仏霊童女』『ニッポン昔話』『刑務所の前』などがある。

「2022年 『呪詛 封印版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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