救済の日

著者 :
  • 青林工藝舎
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・マンガ (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883792719

感想・レビュー・書評

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  • 地獄よりずっと読みやすいね。
    他も読んでみないと、作品によってどうテイストが変わるのかわからないけど。

  • 目覚めたら最終戦争が起きていた…という始まりから、主人公の逃避が始まる。主人公はどんなことがあっても自分からは行動しない。とりあえず歩いてはみるものの、常に逃避し続ける。やがて、「救済の日」がやってくるが、その救済からさえも逃避する。とにかく逃げ続けることだけが、この主人公のアイデンティティ。

    それ自体ではそこそこ面白い。しかし、あとがきには「戦争を描きたかった」とある。明確な護憲、反小泉・竹中的な立場から。そういう意図からすると、果たしてこれで成功だったのか、かなり疑問。護憲、反小泉・竹中はいいとして、逃避し続けることで実現されるのは、緩慢な衰退以外にはありえない。だけど、それを正とできるだけの説得力は示されない。

    そういうある種の無邪気さ、というより浅さは本来ならけっこう致命的だと思うが、そのあたりは話の筋や、絵柄でかろうじて救われている。救われているからこそ、安易さがそのままになってしまうのだろう。

  • 絵が漫画というより画集。絵を見るためだけでも買っていい気がします。
    メッセージも、絵同様に贅肉がそぎ落とされた感じです。平和とか救済とかってネタだけど、よくある、べき論とか苦悩とかなくて、ただあるだけ。このドライな感じがよい。

  • 社会と、自分の内面と。
    両方から逃げずに描かれた、とても稀有な作品。

    作家として、本当に本物だと感服。

  • 難しすぎる。

  • 前々から気になっていた西岡兄妹、活字本だと思っていたらコレは漫画でした。

    読みながら何となく「つげ義春を思い出すな〜」と思っていたら、
    ガロやガロの後身的雑誌で活動してたんですね。

    ラストが急に畳み掛ける様に展開し、「救済」の手が差し伸べられ…
    個人的にはもっと破滅的でも良かったかなぁ、と。
    ラストシーンにも繋がりますが、終始ふわふわとした空気感でした。

    因みに、憲法9条について西岡兄妹のお兄さん(原作者)は護憲派との事です。
    だからそこまで破滅的ではなかったのでしょうか。

    1106-1106
    /////
    西岡兄妹が紡ぐ現代の黙示録。待望の長編第2弾!

    ある朝目を覚ますと戦争が始まっていた。
    それは人類が未だ遭遇したことのない戦争だった。
    ――悪夢と現実の境界が失われた世界で呆然と立ち尽す。
    絶望の先に「救い」はあるのだろうか?

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