増補版TATSUMI

  • 青林工藝舎
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883794119

感想・レビュー・書評

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  •  昭和の東京で、うだつが上がらないというか恵まれず、幸福とは言えない人生を送っている男が、それでいて弱音を吐いたり泣き言を言ったりせず、常に一発かましてやろうと狙っているような姿勢がすごくいい。東京や女たちに負けているかもしれないけど、男としては絶対に負けてないし被害者でもない感じが素晴らしい。

     巻末の年表もとてもよかった。人生に浮き沈みがあり、それでも描き続けてもがき続けている様子がうかがえた。

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著者プロフィール

1935年大阪生まれ。漫画家。中学で手塚治虫に傾倒。高校2年時の作品「こどもじま」でデビュー。54年、大阪日の丸文庫に持ち込んだ「怪盗紳士」が採用となり、以後、主に日の丸文庫で活躍。従来のマンガに比べリアルな表現を追求、57年暮れ、その手法を「劇画」と名付ける。60年代後半にはメジャー雑誌を巻き込んだ「劇画ブーム」が起こるが、一方で本来の意味を失った「劇画」に幻滅。社会の底辺を描いた短編連作を手がけるようになる。これらの作品は発表当時こそ大きな反響はなかったものの、近年は国内外で評価され、仏アングレーム国際BDフェスティバル遺産賞、米ウィル・アイズナー賞、日本の手塚治虫文化賞大賞など受賞歴多数。主な著書は『劇画大学』『劇画漂流』など。

「2014年 『再び大阪が まんが大国に甦る日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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