古泉智浩さんの感想
2016年11月9日
大学生の時に読んで以来だと思うので25年ぶりくらいかな。連載はもう30年前にもなる。 南くんが全くイケメンじゃないところがいい。イケメンじゃないのに恋愛や性に対して引け目がない。ちよみも小さいなりのエロさがある。 大きな嘘がひとつだけであとはリアルでささやかで、身近なモチーフで構成されている。ちよみが死にそうなのに家に帰りたがるところが切なくて涙が出た。 もしオレが小さくなって猫にじゃれられたら猫アレルギーなので死ぬかもしれない。恐ろしい。『となりのトトロ』の猫バスにも全く乗りたくない。
1959年長崎県生まれ。漫画家、小説家、俳優、歌手。1984年に漫画家デビュー。1994年『私たちは繁殖している』『ファザーファッカー』でBunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。その他の作品に『南くんの恋人』『あなたも奔放な女と呼ばれよう』など。私生活では4人の子どもの母親(夫はいない)。 「2017年 『エッチなお仕事なぜいけないの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」