ミクロ経済学 増補版 (新経済学ライブラリ 4)

著者 :
  • 新世社
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  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883840045

作品紹介・あらすじ

経済学の基本的な考え方を理解することを第一の目的とし、経済理論の基礎に関わるトピックに限定した、ミクロ経済学のテキスト。「シグナリング」の節を加え、国際貿易とゲームの理論を付け加えた増補版。

感想・レビュー・書評

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    https://www.lib.fukushima-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/TB00040831

  • 『ミクロ経済学 増補版』(新世社、1999年)
    ・学部初中級レベルで、理論だけをガーッとやりたい人向け。
    ・相変わらず人気がある。個人的には『ミクロ経済理論』(荒井、有斐閣アルマ)の方が好きだった。

    ・本書の正誤表はこちら。
    http://www.saiensu.co.jp/?page=support_details&sup_id=111


    【簡易目次】
    編者のことば(竹内 啓) [/]
    増補版へのまえがき(平成11年9月 武隈愼一) [i]
    まえがき(平成元年8月 武隈愼一) [ii-iv]
    目次 [v-viii]

    1 基礎概念と分析手法 001
    1-1 経済分析の基本用語 003
    1-2 経済循環 006
    1-3 市場経済 008
    1-4 数学的用語 013

    2 消費者行動 021
    2-1 選好と効用関数 022
    2-2 効用最大化と需要 032
    2-3 需要の変化と財の分類 039
    2-4 交換の理論 049
    2-5 双対性アプローチ 054
    2-6 スルツキー方程式 063
    2-7 練習問題 068

    3 企業行動 071
    3-1 費用と供給 072
    3-2 生産技術と費用 077
    3-3 生産要素の需要 086
    3-4 短期費用と長期費用 091
    3-5 費用関数の性質 099
    3-6 生産集合 103
    3-7 生産集合と利潤 110
    3-8 練習問題 118

    4 競争経済の均衡 121
    4-1 市場均衡 122
    4-2 市場調整 126
    4-3 交換経済における競争均衡 132
    4-4 生産経済における競争均衡 140
    4-5 練習問題 146

    5 経済厚生 149
    5-1 資源配分の効率性 151
    5-2 厚生経済学の基本定理 158
    5-3 経済厚生の基準 163
    5-4 アローの定理 169
    5-5 練習問題 177

    6 不完全競争 179
    6-1 独占市場 180
    6-2 クールノー均衡 184
    6-3 シュタッケルベルク均衡 188
    6-4 製品差別化と独占的競争 192
    6-5 屈折需要曲線 195
    6-6 差別価格 198
    6-7 交換経済のコア 199
    6-8 極限定理 202
    6-9 練習問題 210

    7 公共経済 213
    7-1 消費者余剰と生産者余剰 214
    7-2 経済厚生の指数 220
    7-3 市場における課税の効果 227
    7-4 公共財 232
    7-5 リンダール均衡 237
    7-6 外部性 242
    7-7 練習問題 249

    8 不確実性 253
    8-1 期待効用 255
    8-2 危険に対する態度 257
    8-3 保険と資産選択 262
    8-4 不確定性下の市場均衡 267
    8-5 モラル・ハザード 271
    8-6 情報と期待 274
    8-7 シグナリング 278
    8-8 企業の資金調達 282
    8-9 練習問題 288

    9 投入算出分析 291
    9-1 産業連関表 292
    9-2 レオンチェフ体系 295
    9-3 行列乗数 299
    9-4 一般化されたレオンチェフ体系 305
    9-5 練習問題 311

    10 国際貿易 313
    10-1 貿易の利益 314
    10-2 交易の理論 318
    10-3 生産物価格と要素価格 323
    10-4 貿易のパターン 332
    10-5 練習問題 339

    11 ゲームの理論 341
    11-1 標準形ゲーム 342
    11-2 2人ゼロ和ゲーム 348
    11-3 展開形ゲーム 352
    11-4 部分ゲーム完全均衡 359
    11-5 繰り返しゲーム 362
    11-6 練習問題 367

    文献 [369-375]
    練習問題解答 [376-380]
    索引 [381-388]

  • ミクロの一冊目はこの本がおすすめ。理論をひたすら説明していくという形式に好き嫌いが分かれるかもしれないが、欧米の教科書にありがちな冗長な例を読むのが嫌いで、とりあえず理論だけさっさと知りたいという人には合うと思う。ただ、価格理論がまとまっている一方でゲーム理論の部分は薄いので奥野等で補ったほうがよい。

  • 問題集やりつつところどころ読ませていただいた本です。これだけ読むのはちょっと難しいかな。私は挫折しちゃいました汗汗
    初心者は別の問題集やっていてわからないところを読む、くらいでいいと思います。

  • 公務員試験でお世話になりました

  • ミクロ経済学の基礎的領域を、無駄な記述を極力省いてコンパクトにまとめた本。経済学系大学院入試で最低限抑えておくべき内容を網羅的におさめている。

    上記のとおりコンパクト性に力点が置かれているようで、現実の市場を具体例として挙げることもなく、ひたすら定理の導出をしていくため、人によっては非常に無味乾燥に映ると思われる。
    しかし、理論的側面を手っ取り早く習得するには、ベストのスタイル。また、終始2財モデルで議論が進むが、3財以上は数学的に幾ばくか高度になるだけで、経済学的意味づけは全く変わらないので、本質を理解する上でもこれがベスト。

    八田ミクロやマンキューミクロあたりで、ミクロ理論の基礎と具体例を通じた応用を把握した後、これを読めば、学部レベルのミクロはほぼOKである。・・・逆に言うと、経済学部生は4年もかけて一体何をやっているのか、甚だ不思議ともいえrうわなにをするやめ(ry

  • ゆわたんありがとう!

  • ミクロ経済学の中級書としては定番の本。大学院入試受験生はとりあえずこの本をマスターしない事には始まりません。
    ただ、この本だけで勉強するのは得策ではないかも。奥野正寛『ミクロ経済学』、荒井一博『ミクロ経済理論』など、他の本と併用するとより理解が深まります。

  • 公務員試験とか院試に使うのにおススメらしいです。
    商・経営・経済学部で教科書として使うことが多いと思います。
    独学用ではないかもしれないです。
    けっこう数式が出てきます。
    自然科学系の人が経済学を勉強するときには良いかもしれません。
    今のところ、参考書代わりに使っています。

    1 基礎概念と分析手法
    2 消費者行動
    3 企業行動
    4 競争経済の均衡
    5 経済厚生
    6 不完全競争
    7 校強経済
    8 不確実性
    9 投入産出分析
    10 国際貿易
    11 ゲームの理論


  • 学部ミクロの定番テキスト!これの演習書とあわせて公務員試験や院試対策と幅広く使われているテキスト!

    とは言ったものの一般には『中級』といわれることが多いので、まーーーったくの初学者や数学が物凄く苦手って言う人が独学するにはあまりオススメはしません。導入であっても授業で使う分には問題ないレベルだとは思いますが。

    偏微分の表記法がわかりにくいのをなんとかしてほしいところ。ラウンドで統一してもさして問題はないとは思うのだが…

    ゲーム理論はちょっとわかりにくかったし網羅性にはかけると思うので他のテキストで補強しましょう。

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